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京都、岡崎にて [アート]

まあ、いいっか。

 先週の日曜日、中崎町のお茶のイベントのあった日の午後、私は京都の岡崎にとんでいました。書道をやっている友だちの展覧会が、岡崎の市立美術館別館であったのです。しかも、この日が友だちの当番日で、最終日だから午後3時までに行かないと見れないというので、急いだのです。どちらか、イベントを一つにすればいいのに、楽観的なわたくしは、どちらも行きたい、行けると思ったものですから。京阪三条から、ワンメーターでしたが、タクシーに乗って駆けつけると、会場に入ったときは、もう午後二時半でした。

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 友だちは良寛さまの『蛾眉山下橋杭』の臨書を書いていました。細く、薄く女性的な線で、しかも芯が通った書でした。そして、なんと努力賞をもらっていました。しばらく、他の方の作品も観てから、友だちに「終わったら連絡して。」といって、片付けが終わるまで外をぶらぶらすることにしました。

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 平安神宮の神苑を散歩して、元の美術館前に来た時に、携帯電話がなりました。
「あかんねん。これから総会があって、一緒に帰られないの。」と友だちが、言ってきたのです。
「私もそりゃそうだわ、片付けの後反省会や表彰式があるのだもの。」二人とも甘かったようです。片づけが終わったら、一緒に食事でもして帰ろうと思っていたのですが。
「いいよ。私一人でゆっくりしてから帰るから。」
まだ時間は、たっぷりとあったので、その足ですぐそばの国立近代美術館の『ボルゲーゼ展』を観ることにしました。四時過ぎで、ちょうど美術館は空いてくるころです。

PB290025 2.jpg
 
 イタリアのルネッサンスからバロックの美術を代表するラファエロやカラバッジョの作品が来ています。ラファエロの『一角獣を抱く貴婦人』は発見された当初、かなり保存状態が悪く、人物像しか見分けがつかなかったそうですが、レントゲン照射で一角獣を抱いているのが分かり、修復されたそうです。リアルな描写と事件性で有名なカラバッジョの『洗礼者ヨハネ』もなかなかの作品でした。
作品も40数点とこじんまりとした展覧会だったので、5時に館内放送があるまで、ゆっくりと見れました。


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コメント 7

nougyoujin

先日京都に行った際、もし雨だったら美術館めぐりをしようと考えてました。
雨でなかったので、代わりに美樹幹めぐりをさせてもらいました。
by nougyoujin (2009-12-06 16:48) 

whitered

nogyoujinさんへ:まさに晴耕雨読の延長上の発想ですね。天気のいいときは、自然そのものが美樹幹ですからね。京都はいつ行っても季節が楽しめるところです。
by whitered (2009-12-06 17:32) 

SAWA

京都は、本当に魅力的なところですね。
お友達の作品も見てみたいですね~

by SAWA (2009-12-07 17:04) 

ヒデキヨ

岡崎周辺 僕には懐かしいです
緑青色の屋根が 全然変わらないですね

by ヒデキヨ (2009-12-07 20:40) 

whitered

コメントありがとうございます。京都は行ってみたいところがいっぱいありますね。出品されている作品は、どれも力の入ったものでした。
by whitered (2009-12-08 20:43) 

whitered

上のお返事はSAWAさんにあてたものです。
by whitered (2009-12-08 20:45) 

whitered

ヒデキヨさんへ:コメントありがとうございます。学生時代を過ごされたのでしょうか?市立美術館が西洋式なのに対して、別館の方は和風建築風ですね。いい場所にありますね。
by whitered (2009-12-08 20:48) 

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