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Dr.パルナサスの鏡 [映画]

久々の映画

 娘となんばで映画を見ようということになった。見る映画は、『Dr.パルナサスの鏡』。
私と娘が大好きなジョニー・ディップが出るのと、昨年のアカデミー賞で話題になった映画ということで、話はすぐに決まった。
ちょっと風邪気味なので、あらすじなどとばしながら紹介をしてみたい。
難解な映画という前触れもあったが、そうでもない。クリストファー・プラマーが演じるDr.パルナサスが悪魔とある約束をしていて、娘のヴァレンティナ(リリーコール)が16歳の誕生日に悪魔に娘を差し出さないといけないというものだった。悪魔のニックが現れて、Dr.パルナサスが「イマジナリウム」という鏡の中で見せる幻想世界の中で、客が欲望に走るのではなく、博士の理想とするところに生きる者が5人現れたら、娘を連れて行かないと条件を出した。

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Dr.パルナサスの一行が、旅すると中で助けた青年がトニー(ヒース・レジャー)で、博士の話を聞いて協力する。鏡の外側のトニーの場面を全部取り終えたあたりで、ヒース・レジャーが急死する。そこで、鏡の中で客を案内する役をジョニー・ディップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの三人が演じる。
ファンタジー映画とあって、はじめから奇態な舞台の仕掛けを施した馬車が出てきて、博士の「イマジナリウム」の世界にいざなう。舞台中央に鏡が据えつけてあり、インド風の衣装を着けた博士が瞑想をしている。鏡の中で繰り広げられる幻想世界は博士のイマジネーションから生み出されるようだ。首吊りをしているところを助けられたトニーの活躍で、あと一人の客(欲望に打ち勝つ、まともな生活を志す)を獲得すればいいという段になって失敗に終わり、トニーは正体をさらけだし、博士は娘を手放すはめになる。最後は、ハッピーエンドで終わる。

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もともとは、Dr.パルナサスが主役だったらしいが、ヒースや三人の代役たちが演じたトニーがどうしても目立つ。もう一人、娘を慕う青年のアントンがいる。この人なんかもっと目立ってもいい気がするが、脇役で終わってしまっている。娘役のリリー・コールという人は、ケンブリッジ大学卒のスーパーモデルの新人だが、なんとも可愛く、よう精のような雰囲気をもっている。クリスティーナ・リッチをゴージャスにしたような人だ。おしなべて、娯楽性の高い、たわいのないファンタジーな作品だった。
監督のテリー・ギリアムという人は、アニメーションも手がけていたらしく、鏡の中の世界などはまるでアニメーションを見るようだった。難しい仕事でお疲れの人がこれを見たら、理屈にこだわらない限り、じゅうぶん疲れが癒され、楽しめる作品だろうと思う。

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SAWA

結婚なされたお嬢さんとご一緒ですか?
それとも、妹さんがいらっしゃるのでしょうか?
子どもと一緒に映画鑑賞できるだけでも、うらやましいです。
我が家は、息子だから、、、残念ながら子どもの頃だけ、、、(x_x;)

by SAWA (2010-02-03 16:46) 

whitered

SAWAさんへ:コメントありがとうございます。昨年結婚した、いつもの娘です。月に一度くらいは、会うようにしています。娘が一人、息子が一人ですが、息子とは独身の頃に一緒に食べに行ったくらいです。嫁さんができると、相手をしてくれますよ。というか、SAWAさんには、いいお連れさんがいらっしゃいますでしょう?
by whitered (2010-02-03 21:43) 

Ranger

これは是非見たい映画なんですよ
劇場はパークスの上ですか?

僕はハッピーエンドで終わる映画が好き!
最後が悲しかったりしたら、なんか気分が落ち込みそうで^^;
by Ranger (2010-02-04 10:41) 

whitered

Rangerさんへ:コメントありがとうございます。劇場は、TOHOシネマズで、「マルイ」の8階です。幻想的で楽しい映画です。私も最近はあまり深刻な映画は敬遠気味です。この映画は、ハッピーエンドが待っていますよ。是非、お見逃しなく!
by whitered (2010-02-04 18:07) 

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