私の好きな曲① [音楽]
オペラ「真珠採り」
この曲を知ったのは、高校生くらいであろうか。
アルゼンチンタンゴのアルフレッドハウゼ楽団のレパートリーの一つだったと思うが、「青空」とともにお気に入りだった。
それが、オペラのアリアであることを知ったのは、10年ほど前くらい。
映画「耳に残るは君の歌声」の中でかなり重要な扱いを受けた曲で、劇中オペラの中で歌われる。
ずっと前にもNHKのドラマの中にも、使われていた。小林薫主演だったと思うが、題は忘れてもこの曲だけは覚えている。
6月20日午前0時開始の音楽ドキュメンタリーの番組で「真珠とり」があった。たぶん、寝てしまっていて見れないだろうと思い、録画した。
後日、再生して観た。
すばらしい出来栄えのオペラ「真珠採り」だった。
劇場はパリ・オペラコミック。演出がなんと日本人の俳優でもある笈田ヨシ。
歌手は、巫女レイラにソーニャ・ヨンチェヴァ、ナディールにドミートリ・コルチャク、漁師の頭領ズルガにアンドレ・エベール。
ナディールとズルガは友だち同士であるが、同じ女性を愛したことがある。その経緯を忘れて友情を誓う。
ズルガが頭領に選ばれ、真珠採りを始めるために遠くから巫女を呼ぶことになる。
じつはナディールは、過去の恋が忘れられなかった。
レイラもナディールに対し恋心を持っていた。
長老たちが、真珠採りを見守ってもらうために呼んだ巫女こそあのレイラだった。
彼女が祈っているときに、ナディールは、レイラだと悟る。
その夜、レイラが一人になったときにナディールが会いに来る。
二人が会っているときに、高僧ヌラベッドに見つかり、二人は捕えられてしまう。
ズルガは嫉妬と頭領としての責任のために、二人を殺そうと決める。
ところが、ズルガが若いときに助けてくれた少女がレイラだったことを持っていた真珠の首飾りから知ることになる。
死刑執行の朝、ズルガは村に火を放ち、村人たちを村に帰って家族を救うように仕向ける。
その間に、ナディールとレイラの縄をほどき、逃げるように言う。
1人残ったズルガの手には短刀が・・・。
ナディールに扮したドミートリ・コルチャクのアリアが素晴らしかった。声量といい、声の甘さといい申し分のないテノールだった。アリアが終わったときは、観客のブラボーの声が怒号のように響き渡っていた。
笈田ヨシの演出も素晴らしかった。衣装がすべて紺の絣を組み合わせて作ったもので、貧しい漁師たちの雰囲気がよく出ていた。巫女レイラは赤のエキゾチックな上着とモンペの対に白い透き通った打掛のようなものを羽織っていて、道中の時は、市女笠のようなもので顔を隠していた。
漁師を表すバレリーナが、バックで潜ったり海に飛び込むようなけだるい動きをしていた。
舞台全体がブルーを基調とした色で、斜面がしつらえてあり、バレリーナが滑ったり転げたりして不思議な雰囲気を作っていた。舞台道具も、船を表したり、月を表したり、同じ木組みのオブジェが空に浮かんで、照明によって効果を出していた。
ナディールの歌うアリア、おそらく「耳に残るは君の歌声」というのが間違いなさそうだが、やはり私の大好きな一押しの曲だなと思った。
you-tubeにもアップされていたので、貼り付けようと思ったがうまくできなかった。興味のある方は、ぜひ検索してみてください。
この曲を知ったのは、高校生くらいであろうか。
アルゼンチンタンゴのアルフレッドハウゼ楽団のレパートリーの一つだったと思うが、「青空」とともにお気に入りだった。
それが、オペラのアリアであることを知ったのは、10年ほど前くらい。
映画「耳に残るは君の歌声」の中でかなり重要な扱いを受けた曲で、劇中オペラの中で歌われる。
ずっと前にもNHKのドラマの中にも、使われていた。小林薫主演だったと思うが、題は忘れてもこの曲だけは覚えている。
6月20日午前0時開始の音楽ドキュメンタリーの番組で「真珠とり」があった。たぶん、寝てしまっていて見れないだろうと思い、録画した。
後日、再生して観た。
すばらしい出来栄えのオペラ「真珠採り」だった。
劇場はパリ・オペラコミック。演出がなんと日本人の俳優でもある笈田ヨシ。
歌手は、巫女レイラにソーニャ・ヨンチェヴァ、ナディールにドミートリ・コルチャク、漁師の頭領ズルガにアンドレ・エベール。
ナディールとズルガは友だち同士であるが、同じ女性を愛したことがある。その経緯を忘れて友情を誓う。
ズルガが頭領に選ばれ、真珠採りを始めるために遠くから巫女を呼ぶことになる。
じつはナディールは、過去の恋が忘れられなかった。
レイラもナディールに対し恋心を持っていた。
長老たちが、真珠採りを見守ってもらうために呼んだ巫女こそあのレイラだった。
彼女が祈っているときに、ナディールは、レイラだと悟る。
その夜、レイラが一人になったときにナディールが会いに来る。
二人が会っているときに、高僧ヌラベッドに見つかり、二人は捕えられてしまう。
ズルガは嫉妬と頭領としての責任のために、二人を殺そうと決める。
ところが、ズルガが若いときに助けてくれた少女がレイラだったことを持っていた真珠の首飾りから知ることになる。
死刑執行の朝、ズルガは村に火を放ち、村人たちを村に帰って家族を救うように仕向ける。
その間に、ナディールとレイラの縄をほどき、逃げるように言う。
1人残ったズルガの手には短刀が・・・。
ナディールに扮したドミートリ・コルチャクのアリアが素晴らしかった。声量といい、声の甘さといい申し分のないテノールだった。アリアが終わったときは、観客のブラボーの声が怒号のように響き渡っていた。
笈田ヨシの演出も素晴らしかった。衣装がすべて紺の絣を組み合わせて作ったもので、貧しい漁師たちの雰囲気がよく出ていた。巫女レイラは赤のエキゾチックな上着とモンペの対に白い透き通った打掛のようなものを羽織っていて、道中の時は、市女笠のようなもので顔を隠していた。
漁師を表すバレリーナが、バックで潜ったり海に飛び込むようなけだるい動きをしていた。
舞台全体がブルーを基調とした色で、斜面がしつらえてあり、バレリーナが滑ったり転げたりして不思議な雰囲気を作っていた。舞台道具も、船を表したり、月を表したり、同じ木組みのオブジェが空に浮かんで、照明によって効果を出していた。
ナディールの歌うアリア、おそらく「耳に残るは君の歌声」というのが間違いなさそうだが、やはり私の大好きな一押しの曲だなと思った。
you-tubeにもアップされていたので、貼り付けようと思ったがうまくできなかった。興味のある方は、ぜひ検索してみてください。
広大な自然/ロベルト・アラーニャ/フランス・オペラ・アリア集
- アーティスト: グルック,ビゼー,ラロ,メユール,サン=サーンス,ブリュノー,バザン,マスネ,コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2001/03/23
- メディア: CD
コメント 0