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春歩き [地域]

御所あたりをそぞろ歩き

 先月末のことになります。
退職者の会でハイキングをしました。
奈良の方が世話役なので、今回も奈良の御所です。
最初に行ったのは、「役行者」が生まれたという吉祥草寺。

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産湯に使ったという井戸、役行者が腰かけたという石には、みんなして交替で座りました。

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このお寺は、1月15日には雌雄一対の大トンドで有名らしく、広場で何十人もの人が大きな注連縄を編んで、作るそうです。

そのあと、御所の寺内町をそぞろ歩きしました。
昔の面影が色濃く残った町屋には、ウダツがあったり虫小窓があったり、それぞれの家紋が付いている瓦が残っていたりして、見応えがありました。

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大きな鬼瓦で有名な円照寺。鬼瓦は3mを越えるそうです。大和五ケ所御坊の一つで、天正年間(1532~1555)の開基された浄土真宗の寺だそうです。

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このお寺には、もう一つ御所柿の原木がありました。この柿は江戸時代以前に日本で最初の「完全甘柿」としてこの御所に生まれたそうです。そういえば、「ごしょがき」というのは、甘いj高級な柿で有名でしたよね。
 
それから、町で出会った方から「太神宮」へ行って見ましたか話があり、案内をしてもらいました。その社は伊勢参りの時の接待場になっていたそうで、20年に一度本宮と同じように遷宮をするそうです。たしかに隣りに同じくらいの広さの空き地がありました。

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帰りは、川の土手の桜を見ながら、お昼ご飯の場所に行きました。

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この日はいい天気で、蓮華草も見れて春を満喫しました。

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だんじりの後を歩く [地域]

6年ぶりの曳航

わが町のだんじりが6年ぶりに曳かれることになりました。
この日の朝、町内のお寺でお経をあげてもらってから、神社に向けて出発しました。面白いですね。お寺と神社がまだ仲が良かったころの風習が残っているのでしょうか。

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このだんじり、なかなか見事なしろもので、100年ほど前の作だそうです。
お寺の欄間の彫刻もなかなか見事な鳥が彫られていますが、同じ彫師によるものだそうです。
中世のいくさの様子が描かれていて、後ろの方に、まさかりを持って大鷲と戦っている武者の彫刻が印象的でした。
何年か前に注連縄をあたらしくしたらしく、金色がまぶしい注連縄が黒光りのするだんじりによく映えていました。

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後ろの席には、近所のよく知っているおばさんが三味線を弾いておられました。
曳き手の子どもたちは、今年は一般公募したらしく、30~40人の子どもたちが、菊水の模様のはっぴを着てつなを引いていました。保護者も一緒でしたから、われわれも含めると100人は集まっていたように思います。
途中で気が付いたのですが、屋根の上に乗っていた大工方の人、前の方でかじ取りをしていたのは、かつての教え子でありました。いいお父さんになって、気が付きませんでした。
こうして、地域の活動の担い手になってくれているのを見て、うれしかったです。
神社まで付いて行ってから、一足先に帰りました。
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大泉緑地の蓮の花 [地域]

朝は土砂降り

 絵を描く友だちに、是非大泉緑地の蓮の花を見せようと、今日行こうと前から約束していました。 
ところが、その日14日は朝からバケツをひっくり返したような大雨でした。友だちから、
「どうする?ちょっと様子を見ようか。」
「小雨になってきたら、迎えに行くね。」
と言って、10時頃迎えに行きました。午後になると、蓮はすぼんでしまいますから。

着いてみると、かなり小雨になっていて、傘は途中から日傘になりました。
蓮池に行くまでの道すがら、咲いている花を観賞していきました。

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そして、大泉池。蓮の咲いている池。
友だちはびっくりしていました。
こんなに広い池があるとは、思っていなかったようです。
耳を澄ましていると、蓮の葉っぱから垂れる大きなしずくの音、蓮の花の花びらが水面に落ちる音。
雨上がりの公園は、人が少なくて、静かです。
ふれあいの庭からも見えましたが、やはり、三ツ橋(私が名づけた)からの蓮の眺めです。

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橋の真下に花が見え、このあたりの花の数が一番多いのです。
「ちょっと形が乱れている花が多いね。」
「朝の土砂降りに花が打たれたんやろうね。」
「そうやね。葉っぱの下の花は無事みたいね。」

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大きな葉っぱがにょきにょきと水面から出ているのに対して、水面にへばりついている睡蓮みたいな葉っぱもあり、葉っぱに水玉が列をなしていました。

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池を一回りして、写真をたくさん撮って帰りました。
友だちはいつか、蓮の絵を描くでしょうか。

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梅にも春 [地域]

春の足音が
 先月末の日曜日、もうかなり前のことになりますが、大阪城の梅林に行ってきました。
この日は朝からいいお天気だったので、なんとなく梅の香に誘われて出かけました。
森ノ宮から歩いて、梅林に行ってみると、私と同じように梅のようすを見に来た人々がたくさんおられました。

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早咲きの梅はもうちりかけのものもありました。
ほとんどはまだこれからで全体的には3割~4割あたりが開花でした。

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ここからのスポットはやはり大阪城の天守閣を入れての眺めでしょうか。

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それと青空・・・
枝垂れ梅はまだこれからというところ。

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蝋梅はもう見納めというところでしょうか。

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しばし、梅林を散歩して、早めの春を満喫してきました。
帰りは、大阪城公園駅のほうへ。
大阪城ホールあたりでは、若者がたくさん集まっていて、某グループのコンサート待ちのようす。
トラックには、グループの写真が・・・
おばちゃんもどさくさに紛れて、写してきました。

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大阪城公園駅では、若い人が何人か、「チケットをゆずってください」と書いた紙を掲げて立っていました。
ご苦労さんです。

梅林は、来週あたりが見頃なんでしょうね。


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S・P・りさい来る [地域]

友だちの友だちの店に行く

 「S・P・りさい来る」という古道具や雑貨の店に行きました。
昨年退職した友だちが教えてくれたお店で、二人の女性がやっているリサイクルショップです。
友だちと一緒にバスと電車と歩きで行きました。

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ガレージを改造したお店ですが、なかなか雰囲気が良かったです。
「棟梁」と呼ばれている女性(友だちの友だち)が、手作りされたそうですが、白のペンキで統一感がとれた店内には、キッチン用品や雑貨類、ミシンや家具など古いものが所せましと飾られていました。その他、リメイクの衣類や多肉植物の飾り物など。

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いただいたパンフレットに素敵な言葉が載っていました。

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“ずっと昔の 暖かみのある 古い道具たちが 誰かと時を重ねるご縁を 静かに願っています。
皆様のご来店を古道具共々お待ちしています。”

時計とガラスの灰皿、ボタンとマスク(子供用)を買いました。
時計は、少し前に、娘のつれあいが「おじいさんの古時計がほしい」と言っていたのを思い出したからです。
灰皿は、青いきれいなガラスで飾っているだけでも、すてきです。
ボタンはいつか仕上がる毛糸のジャケットのために。
ガーゼで車の絵がついたマスクはまご用に。

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時計は、持ち帰るのが大変なので、友だちの友だちが後日車で持ってきてくれました。
自転車で友だちの家から、持ち帰るときに、おもいがけなく音がしました。

ボーン、ボーンというその音は、むかし聞いたことがある音で、なんともいえない郷愁を誘うものでした。
ちゃんとぜんまいを巻く道具も入っていて、これから娘の家の時をきざんでくれることでしょう。

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絵葉書と毛糸の多肉植物は、おみやげにいただきました。

まだまだ他にいいものがあったので、またいつかこのお店に行こうと思っています。
お近くの方、また覗いてみてくださいね。

「S・P・りさい来る」 : 堺市中区堀上町32番 tel 0722-81-0321
                      もより駅 泉北高速鉄道 深井駅 徒歩10分
       (毎日は開けていないようなので、行かれる時は、電話をされることをお勧めします)

あべの・天王寺イルミナージュ [地域]

冬の夜、光りの公園へ

 土曜日の夜、まごたちを近場の天王寺公園に連れて行きました。
料金が必要でしたが、まあ一見の価値はあるかと。
会場の入り口付近は人、人、人であふれていました。

5時半の点灯時は、オオーッという歓声があがっていました。

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動物園が近くなので、飾り付けには動物たちのモチーフがそこかしこに。

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フラミンゴやきりん、カバやわに、かえるなど子どもに受けそうな立体がありました。
カラフルな花の門柱があったり、色と光りが氾濫していました。

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なんだかお囃子の音が・・・ [地域]

珍しい門付芸

 月日が経つのが速いです。
ある日、朝ご飯を食べてから、あるテレビ番組をボーッと観ていると、なにやらお囃子の音が・・・。
さては~来たのかな。
髪の毛をなでつけるやいなやカメラを持って、マンションの外に出て見ました。
紋付羽織はかまを着た男の人が5、6人商店街のお肉屋さんの前で停まっています。
太鼓を鳴らす人、笛を吹く人、獅子舞をかぶる人二人、口上を言う人、車を引く人。なかなか本格的な門付の獅子舞です。

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ここは、昔からの街道筋で、毎年堺方面から、商店街に来られているようです。
お肉屋さんでは、なにがしかの勧進をされたのでしょう。
二匹の獅子舞の芸が披露されます。

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とにかく写真を撮らせてもらって、面白いものを観たと得心して帰る私でした。
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朝早く、公園に [地域]

大泉池の蓮の花

 ソネ・ブロのあるお方のブログで、長居公園の蓮の花がアップされてました。
それに触発されて、今朝早起きして行ってきました。
家を出たのは、6時半だったから、大泉公園に自転車で着いたのが、7時前くらいだったと思います。
公園の駐輪場で、自転車を置いてから、双子山めがけて歩きました。

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くだりのスロープから、なんとも旺盛な蓮におおわれた大泉池が見えてきました。
すでにたくさんのカメラマンやウォーキングの方が来ておられます。
今日は、日光が足りないけれど、鑑賞する側としては、暑くなくてありがたいです。

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典型的なピンクにふちどられた白い蓮の花です。
神々しいような美しさですね。
昔は、大賀蓮とかいろいろな蓮の種類が観られたらしいのですが、現在はこの種類の蓮で網羅されているようです。

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開きかけた蕾の蓮は、紅が色濃く、ほんとうに灯りでも入れたら、かわいい雪洞のようだなと思います。
青々とした葉っぱ、固く結んだ蕾、花びらを全開にした蓮、勢揃いです。

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近所のバラ園 [地域]

バラの季節だな!

 今年もバラの季節がやってきた。
昨年から近所の公園のバラ園がすばらしいので、近場で鑑賞することにしている。

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一週間以上前の写真なので、今だったらピークは過ぎているかもしれない。
庭師さんが二三名で、お世話をしておられるようなので、草は抜かれて手入れが行き届いている。

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牡丹もそうだが、バラもあまり花弁が多いのは、賑やかなだけで、バラらしくない。
咲き始めの中心の花弁が巻き込まれた状態の花が好ましい。
また今にも開きそうな蕾の状態のものも心惹かれる。

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今年はパステルカラーのピンクや薄紫、薄黄色のものがいいなと思う。
輝くような純白もいい。

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スケッチをしたり、カメラで撮ったりしたが、この日は夏日で暑くなり始めたので帰った。

後日、娘に会ったら、娘も中之島公園のバラをスケッチしたり、写真に撮ったりしたそうだ。
やはり母娘は同じパターンの行動が多いのかなあとおかしくなった。

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その娘が母の日にくれたフラワーケーキ。
開けるまで、食べられるケーキと思っていた。
体のことを考えて、いつまでも眼で楽しめるようにと選んでくれたようだ。

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今年も会いに [地域]

7分咲の杜若

 「かきつばたが呼んでるみたい。大田神社に行こう!」
と友だちからメールがあった。

今年は、琵琶湖のカヌーキャンプの帰りに、上賀茂神社および大田神社に寄らなかったので私も気になっていた。10日の金曜日に、行くことにした。

 神山(こうやま)や  大田の沢の かきつばた
                     深きたのみは 色にみゆらん    藤原 俊成

神社に近づき、かきつばたの姿が見えてくると、いつもはっとする。
大田神社のかきつばたが、なぜこうも心を打つのか。今年は分かったような気がする。

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他の公園で植栽されているかきつばたは、地面が見えるくらいにまばらなんだ。
ところが、ここでは地面が見えないくらいぎっしりと緑のじゅうたんが敷き詰めてあるような状態だ。
そして、青紫色のかきつばたがまるで浮かんでいるかのように、一段と上に咲いている。
花の色は、天上界の瑠璃色もかくのごとしと思わせる、深く透明感のある青紫だ。

葉もみじの下から、かきつばたを見ると、いっそう陰影のつよい青が透き通っている。
花びらが透けて見えるようだ。
花の形は、上品で小ぶりな姿だ。あやめのような模様はなく、あくまで単純な白い線が一本、花芯から伸びている。

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昨年は、NHKの取材が来ていて、インタビューされちまった。
今年は、京都KBSが来ていて、スケッチしている友だちがインタビューされたと言っていた。私はその頃トイレを探していた。

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尾形光琳も酒井抱一も杜若図を描いている。
花菖蒲でもあやめでもないのは、やはりこのシンプルな美しさに心が動いたのだろう。

今日は15日、葵祭がおごそかに行われたのだろうなあ。
今年もかきつばたの君に会えて良かった。

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