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片山津温泉&九谷焼 [旅行]

まいどご無沙汰です
 二人目の孫が出来たこともあり、ブログアップが滞っております。
二月の終わりごろに、小旅行をしたので、そのことを。
ともだち二人と片山津温泉に行ってきました。リーズナブルなホテルでカニ一匹つけても、一万円にならない安さ。高かったのは、JR運賃のみでした。

私たちが泊まった部屋は山側の和室でした。ちょうど、夕日が沈みかけたころに入室しました。遠くに白山が見えるとの事でしたが、映した山はどうやら方向からいって鞍掛山らしい。これはこれで良い眺めではありませんか。
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まず、温泉に入って、旅の疲れを落し、食堂に行きました。
もちろん、バイキングで、好きなものばかりたらふく食べました。カニが一匹づつ付いているので、それも仕上げないといけません。こちらは、タグ付きのカニと違って、それほど美味しくなかったけど、カニの味はしましたね。甲羅を半分残しました。

次の日にキャンバスに乗って行ったのは、九谷焼美術館でした。
こちらは、なかなか見応えがあって、青九谷・赤絵・金襴手と部屋が分かれていて、観覧していると、学芸員さんが「お時間がありましたら、説明しますよ」と案内してくださった。
親切な方で、私たちが観終わった場所も改めて、説明をしてくださった。

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二階に素敵な喫茶店がありますよと教えていただいて、二階に行った。
色々な商品も飾ってあったが、なかなか手が出ない。

やがて、ホットコーヒーが来ると、一人一人違う組み合わせでした。
私のカップは金継ぎがしてあって、小さな皿には干菓子とナッツが入っていました。
さらに、隣の古九谷公園から採ってきたであろう小さな植物が添えてありました。

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植物というと、テーブルの中央にも水苔仕立ての素敵な鉢が置かれていました。
友だちの一人は、「うちでこんなのを絶対作ろう」といっていました。

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安上がりの旅でしたが、帰りに金沢のお菓子もたくさん買って、楽しめました。

それはそうと、行きしな大阪駅でサンダーバードを待っていると、隣のホームにあのトワイライトエクスプレスが止まっているでは、ありませんか。いつか乗ってみたいと思っていた列車なのに、もう引退するらしい。
そういえば、最終列車が今日13日、大阪駅に着くはずです。古き良き時代はどんどん遠ざかるのですね。

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西脇の旅つづき のつづき [旅行]

新しい発見が・・

 いつも行く西脇ですが、このまま高速で大阪に帰るのも能がないので、近場でみるべきものを探してみました。
すると、ホテルの近くに国指定の登録文化財という「旧来住家住宅」というのがあったので、そちらに行って見ました。
明治から昭和にかけて活躍した土地の名士来住梅吉が建てた住宅です。
糸商や土地収入で財をなし、銀行家としても才能を発揮した彼は、当時類を見ないほどの豪勢な住宅を建てたようです。

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屋根は起り屋根と言われるゆるやかな弧を描くゆったりとしたもの、犬養毅や朝香宮が立ち寄ったという座敷から見える庭には、生駒峠から持ってきたという庭石やさまざまな石灯篭がありました。
庭に通じる庭門には、七福神が飾ってありました。

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また、大河ドラマに出ている黒田官兵衛の生地ということもあってか、官兵衛の鎧のレプリカが飾ってありました。となりの秀吉の鎧のレプリカが思いっきり小さいのがおかしかったです。

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また、離れに逗留させ、絵の保護者となり、頒布会も行って、援助したという橋本関雪の描いた額や地元の刳物師による欄間、近藤翠石による襖絵など見事なものでした。

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客湯殿は、当時珍しかったタイルを敷き詰め、高野槇の湯舟に天井は栂材の折上(おりあげ)格天井だといいます。

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西脇の旅 ~つづき~ [旅行]

コンサートの前に

 前のまえの記事に書いた加藤登紀子のコンサートが始まる前、ホテルにチェックインするまでに時間があったので、西脇市の「へそ公園」に行くことにしました。
へそ公園は、芝生や地球のオブジェなどが整備され、近くにはプラネタリウムを備えたテラドームがありました。けれど、ここが正確な「へそ」ではなく、ここから数十メートル川の方に下ったところが正式な「日本のへそ」になります。

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まず、JR谷川線の小さな駅その名も「へそ公園駅」があり、その線路の下の通路をくぐります。

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すると、背の高い石柱が見えてきました。その前にある日時計が地球地理学的な数値、東経135度、北緯35度を示していました。

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日本には、子午線として東経135度の線が通っていますが、緯度としては北緯25度から45度の中にすっぽりと入るそうです。だから、35度を通る西脇市が日本の中心だというわけです。

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日本の真ん中は、いがいと静かで人通りのないところにあるのですね。

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そして松本へ③ [旅行]

松本民芸館へ

 三日目は、松本へ出て、松本民芸館に行くことになりました。
駅からタクシーに乗って、7,8分のところでした。
土蔵造りという建築だそうで、落ち着いた建物が出迎えてくれました。ここの建物や土地、すべてのコレクションは、松本で工芸展を営んでいた丸山太郎という人が、柳宗悦の民藝運動に共鳴し、集めたものを松本市に寄贈したのだそうです。

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中では、ガラス展という企画をやっていて、古今東西のガラスを展示していました。
沖縄ガラスや江戸切子、遠くイランやルーマニアのものが涼しげな様子で飾られていました。

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その他、仙台箪笥や李朝の箪笥、様々な地方の焼き物といった日常に使うものが、1号館と2号館の全9室に飾られていました。

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丸山は、「私の見る眼と、観者の見る眼と合致した時の喜びは最高といってもよい」と言っていたそうですが、
何度でも行って、じっくり見たり、触れるものは触って、過ごしたいものだと思いました。
民芸館には、東京目黒の「日本民芸館」、大阪万博公園内の日本民芸館、倉敷民芸館、京都の河井寛次郎記念館などに行ったことがあります。どこも重厚な“用の美”の工芸品で満たされていて、贅沢な空間だったと思います。
帰り、庭で働いていたおじいさん(にこにことした好々爺)としゃべっていたら、ピンク色の花が咲くリコリスの球根を下さいました。とても素敵なお土産ができました。あとで調べたら、リコリススプレンゲリアという品種のようでした。

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機会があれば、また来てみたい場所でした。


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上高地から乗鞍高原へ② [旅行]

霧の乗鞍高原

 二日目、私たちはタクシーで乗鞍高原の畳平に行くことにしました。
運転手さんが要所要所に立ち止まって、高山植物や景色の説明をして、撮影のサービスもしてくれました。
乗鞍エコーラインは、一般車の乗り入れ禁止がしてあるので、路線バス以外は、道路は快適に空いています。高度が増すにつれて、霧が出てきました。

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「畳平のお花畑に入れるでしょうか。」
と聞けば、
「ちょっと無理かもしれませんね。」
との事。

長野県側の、エコーラインはカラマツが生い茂り、上に行くとナナカマドが多くなってきます。すでに紅葉が始まっているようで、ちらほらと赤い色がさしています。

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高山植物もいろいろ咲いていました。イワツメクサやミヤマアキノキリンソウなど。霧のしずくに濡れたコマクサが可憐でした。

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途中の雪渓では、モーグルのような雪のこぶが作られていて、練習している人の姿がありました。

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頂上に着くと、視界20mほどの霧が立ち込めていました。
ちょうど何かの神事があるらしく、ししまいが乗鞍本宮の前で、舞っていました。
こんな機会はめったにないそうです。

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上高地から乗鞍高原へ① [旅行]

上高地

 今年は、信州の旅に行くことになりました。
夜行バスで上高地に着いたのが、朝の五時半。

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バスセンターでは、すでに多くの登山客が準備に取り掛かっていました。
私たちは、まず荷物を預けてから、レストランで朝ご飯を食べました。
霧がかかっていた山々も、だんだん晴れてきて、その全容が見え始めてきました。

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レストランの方に聞くと、左から西穂高、間の岳、ジャンダルム、前穂高、奥穂高。そして、明神岳が右にあるとの事。
あとで触れますが、この明神岳が(穂高岳)だったのですね。

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お腹に入れてから、歩き始めました。河童橋から明神池に行くコース、およそ3.5kmです。
林間の遊歩道は、朝もやが立ち込めてとても幻想的でした。

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小川から水蒸気が立ち込めて、草花や蜘蛛の巣には、無数の水滴が付いていました。
なのに、私はちょっと気分が悪くなって、同行の方に酸素ボンベを貸してもらいました。
昨夜からバスに乗っている6時間、ほとんど寝ていなかったのが、たたったのでしょう。

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高野山へ行く [旅行]

久しぶりの高野山

 9月のはじめに高野山へ行きました。
私は3~4回行ったことがあるのですが、妹はまだ行ったことがなかったのです。
西国三十三箇所満願のお礼に行きたいと言うので、行ってきました。
雨の予報が出ていたのですが、宿も予約していたので、行ってきました。

電車で行ったのは、今回が二回めです。初めて行ったのは、二十歳すぎ。
南海電車に乗って、極楽橋に着きました。ここから、ケーブルカーに乗り換えます。
通路に涼しげな風鈴がかざってありました。

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バスに乗って、奥之院まで行きました。
一日目は、さいわい雨も降らず、すずしい旅でした。
奥之院は、乗用車やバスで来ている人が多く、さすが仏教の聖地だなと思えました。
中の橋から、奥之院へ歩く道筋は、企業など比較的新しい供養塔が並んでいました。
少し行くと、古い道に出て、豊臣秀吉や徳川家康、筑前黒田家、加賀前田家の墓がならんでいて、それぞれに苔むした様相をしていました。

水向地蔵が並んでいるあたりは、一番記憶に残っていました。
やはり、一体一体願いを込めながら、水を掛ける行為が、記憶に刻みやすくなるのでしょう。
妹は、本当に丁寧に水を掛けていました。

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御廟橋を渡ると、一番奥に弘法大師のまつってある燈籠堂、御廟があります。
ここから先は撮影禁止になっていました。

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本日は、僧坊での宿泊。
お庭のきれいな持明院で泊まらせていただきました。
夕食の精進料理は豪勢なもので、お膳が三つならんでいました。

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奈良一泊の旅 [旅行]

恒例の奈良燈花会

 きもの好きの友だち5人と、11日12日に奈良燈花会に行ってきました。
一日目は、薬師寺に立ち寄り、近くのレストランアムリットでイタリアンランチを食べました。
一つだけ誤算がありました。奈良西ノ京の「がんこ一徹長屋」に行ってみると、8月1日から30日までお休みしますと張り紙がありました。え~長いお休みなのねとちょっぴりぶつぶつ言いながら、お宿に行くことに。

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今夜の宿は「江戸三」。奈良公園の中にある純和風の料理旅館です。
もうかれこれ6回ほど泊まっている定宿です。
多人数だと、同じ部屋になってしまうのですが、何度来ても落ち着きます。
部屋に入ると、めいめいが旅行カバンの中から浴衣を取り出して、つりさげます。
雪花絞りのや竺仙の藍染め、麻の男物風やら有松鳴海の絞の浴衣、奥州紬の綿の浴衣、私は値段に惚れた芭蕉の葉柄の綿紅梅の浴衣。
何年もたつと、好みもそれぞれ多種多様になります。

美味しい夕食をいただいて、さあ「燈花会」へ。
今回は、浮見堂から廻って行きました。
浮見堂あたりは、池の水であかりが映えるので一番きれいです。
そのあと、浅茅が原、浮雲園地、春日園地と廻り、あかりを見ながら散策。

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東大寺の参道にある休憩所で、冷たいものをいただいてから、東大寺の境内へ。
南大門の運慶の仁王様が、ライトアップされて、昼間とちがう表情を見せてくれました。

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次の日は、恒例のならまち~もちいどの商店街のショッピングです。
ならまちの手作り靴屋さんは定休日でしたが、もちいどの商店街では、綿の布やらトンボ玉やら日傘やお菓子、ぞんぶんに見て、それぞれの買い物に余念がありませんでした。

お昼の予約をしていた「杉幸園」さんへは、1時間遅れの連絡を入れてから行くことに。
野菜中心の創作料理は、なかなか美味しかったです。


十二単の着付け見学 [旅行]

雅な体験でした
 下賀茂神社では、女房装束の着付けを観賞することになっていた。
雨が降っていたものの、屋根のある椅子席で見ることができた。
すでに下着であるところの小袖と長袴姿で、若い女性が立っておられた。前に1人後ろに1人の衣装の司をはべらせて。
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後ろの方がまず薄緑色の単衣を肩にかけると、すかさず前の方が襟合わせをして、紐で衣装をおさえる。

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京都日帰り旅行 [旅行]

龍安寺から大徳寺へ

 5月30日、友だちと京都のバスツアーに行った。
鉄鉢料理が出るのと下賀茂神社での十二単の着付けが見られるとの特典が付いていた。
雨模様なので、扱いやすい木綿の着物と帯で行くことにした。
バスの中はほとんどが女性でなんだか遠足のような雰囲気だ。

大阪から京都まではすぐだ。
先に京都の右京区にある龍安寺に着く。
中学校の修学旅行生がいやというほどいる。
今はその時期なのかもしれない。
龍安寺の境内は広く、雨で少々ぬかるんでいた。

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タクシーの運転手さんが、中学生のグループを案内していた。
龍安寺の中の説明も、運転手さんが説明しておられた。
おかしかったのは、
「わしはごちゃごちゃ言わへんけどな。」
といいつつ、ごちゃごちゃと説明しておられた。
石庭の前は、外国人や修学旅行生であふれかえっていたので、私はそこをやり過ごして襖絵をみたり、苔の庭を見たりした。
龍安寺は他に、大きな鏡容池という池があって、睡蓮の花が咲き始めていた。

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そのあと大徳寺の境内にある料理屋さんに行って、鉄鉢料理をいただいた。
鉄鉢(てっぱつ)というのは、お坊さんが托鉢に回る時の鉢の事で、町衆からいただいたお米をそのまま炊いて、そのまま食べたところから考えられた精進料理だそうだ。
まずまず美味しかった。

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昼食後、下賀茂神社に行ったが、長くなるので次回にまわそうと思います。

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