ウン十年目のクラス会 [旅行]
想い出にひたった二日間
高校のクラスの同窓会は、生野高原のカッセルというプチホテルで行われました。ここは、私も家族と一緒に二回ほど利用したことがあります。高原にある景色の良いところです。上り坂の両側にあるつつじのピンク色が目にしみました。
テニスコートも４面あり、ゴルフ場も隣接しています。以前、娘が中学生の時にテニスの真似事をしたことがありましたっけ。
１２時から、宴会が開始されました。遅れてくる人や来れなかった人もたくさんいますが、半分以上の級友たちが集まりました。また、何人かの方はすでにこの世の人ではなく、年月の重みを感じました。
幹事さんからあいさつがあり、マイクが回りますが、それぞれてんでに話しがはずんでいます。料理の方も次から次へと運ばれて来て、始めのほうは食べていましたが、そのうち飲んだりしゃべったりする方が忙しくなり、いつしか忘れられていくのでした。
ほとんどの人がこの三月に退職して、第二の人生を歩んでいるようですが、私のように早期退職をして、マイペースで仕事をしている人も何人かいました。ボランティアで地域に貢献している人もいましたし、田畑を耕して農業に従事するようになった人もいました。また、郷土の歴史を研究したり、本を出した人、テレビに出たという人や新聞に載った人まで。みんな元気でそれぞれの地盤でがんばっているんだということが、実感できました。また、親の介護、つれあいの介護の真っ只中という人もしばしの時間を共有してくれたようです。
そのうち、近況報告も終わり、日帰り組が会場を出る時間になりました。みんなで送り出し、その足であたりを散歩することになりました。こんな風にゆっくりと高校時代の思い出を語れる日がくるなんて、本当に幸せです。それにこの季節、春の真っ最中で、木々の新芽がやわらかにそよぎ、輝いていて私たちを祝福してくれているようです。幹事さん、本当にありがとうです。
泊まり組は、７時からまた集まりました。夕方に山を登ってきた人もいました。夕食はもう食べれませんので、またおしゃべり。カラオケも始まって、ダンスをする人、疲れて居眠りをする人、様々な様相を呈してきました。しかし、１１時には賢くお開きとあいなりました。
次の日は、またまたさよならです。私たち女性５人は、二人の男性に案内されて、母校を訪れました。木造校舎が鉄筋コンクリートに変わり、ところどころに面影が残るだけです。部室があったところも今は移動し、きれいになっていました。「ここで写真とったなあ。」「ここに渡り廊下があったなあ。」「この辺が掃除の場所やったっけ。」「さるすべりの木があったよな。」「体育館の後ろで、鉄腕アトムの振り付け考えたっけ。」 体育館だけが、まだそのまま残っていました。
なつかしい母校を後にして、駅へと向かいました。ここでもタイムスリップ。よく文具を買ったり、時間待ちをした文房具屋さん。生野の町に古くからある旅館。どちらも時代から取り残されたような佇まいで、まるで映画のセットのように見えました。
生野は鉱山の町、独特のノスタルジーがあります。昔は、山神祭りや町ごとに連を組んだ盆踊りが盛んでした。母が生まれた町でもあるので私には特別の想いがあります。石見銀山のようにメジャーにはならなくても、ひなびた良さが随所にある町です。川の上を、一厘の椿の花が流れて行きました。「・・・ゆく川の水は絶えずして、しかも元の水にあらず。」という文章がありましたね。私たちもそんな感じ、でもまたどこかで交わるかもしれない。とりあえず、今回のクラス会はお開きにしましょう。
カッセル ０７９－６７９－４２８８ http://www.kassel.jp
高校のクラスの同窓会は、生野高原のカッセルというプチホテルで行われました。ここは、私も家族と一緒に二回ほど利用したことがあります。高原にある景色の良いところです。上り坂の両側にあるつつじのピンク色が目にしみました。
テニスコートも４面あり、ゴルフ場も隣接しています。以前、娘が中学生の時にテニスの真似事をしたことがありましたっけ。
１２時から、宴会が開始されました。遅れてくる人や来れなかった人もたくさんいますが、半分以上の級友たちが集まりました。また、何人かの方はすでにこの世の人ではなく、年月の重みを感じました。
幹事さんからあいさつがあり、マイクが回りますが、それぞれてんでに話しがはずんでいます。料理の方も次から次へと運ばれて来て、始めのほうは食べていましたが、そのうち飲んだりしゃべったりする方が忙しくなり、いつしか忘れられていくのでした。
ほとんどの人がこの三月に退職して、第二の人生を歩んでいるようですが、私のように早期退職をして、マイペースで仕事をしている人も何人かいました。ボランティアで地域に貢献している人もいましたし、田畑を耕して農業に従事するようになった人もいました。また、郷土の歴史を研究したり、本を出した人、テレビに出たという人や新聞に載った人まで。みんな元気でそれぞれの地盤でがんばっているんだということが、実感できました。また、親の介護、つれあいの介護の真っ只中という人もしばしの時間を共有してくれたようです。
そのうち、近況報告も終わり、日帰り組が会場を出る時間になりました。みんなで送り出し、その足であたりを散歩することになりました。こんな風にゆっくりと高校時代の思い出を語れる日がくるなんて、本当に幸せです。それにこの季節、春の真っ最中で、木々の新芽がやわらかにそよぎ、輝いていて私たちを祝福してくれているようです。幹事さん、本当にありがとうです。
泊まり組は、７時からまた集まりました。夕方に山を登ってきた人もいました。夕食はもう食べれませんので、またおしゃべり。カラオケも始まって、ダンスをする人、疲れて居眠りをする人、様々な様相を呈してきました。しかし、１１時には賢くお開きとあいなりました。
次の日は、またまたさよならです。私たち女性５人は、二人の男性に案内されて、母校を訪れました。木造校舎が鉄筋コンクリートに変わり、ところどころに面影が残るだけです。部室があったところも今は移動し、きれいになっていました。「ここで写真とったなあ。」「ここに渡り廊下があったなあ。」「この辺が掃除の場所やったっけ。」「さるすべりの木があったよな。」「体育館の後ろで、鉄腕アトムの振り付け考えたっけ。」 体育館だけが、まだそのまま残っていました。
なつかしい母校を後にして、駅へと向かいました。ここでもタイムスリップ。よく文具を買ったり、時間待ちをした文房具屋さん。生野の町に古くからある旅館。どちらも時代から取り残されたような佇まいで、まるで映画のセットのように見えました。
生野は鉱山の町、独特のノスタルジーがあります。昔は、山神祭りや町ごとに連を組んだ盆踊りが盛んでした。母が生まれた町でもあるので私には特別の想いがあります。石見銀山のようにメジャーにはならなくても、ひなびた良さが随所にある町です。川の上を、一厘の椿の花が流れて行きました。「・・・ゆく川の水は絶えずして、しかも元の水にあらず。」という文章がありましたね。私たちもそんな感じ、でもまたどこかで交わるかもしれない。とりあえず、今回のクラス会はお開きにしましょう。
カッセル ０７９－６７９－４２８８ http://www.kassel.jp
タグ：クラス会 カッセル
同窓会・クラス会の記事を書いているブログを拝見しながら、この歌をプレゼントしています。どの学校でも聞いていただける同窓会の歌～君といたふるさと～
http://music.geocities.jp/ntmusicstation/index.htm
で無料です。
１ ふるさとの 友よ 懐かしい 学び舎
あれから 幾年月過ぎたのだろう
思い出すよ あの頃
アルバムの中の君が セピア色にかがやいている
２ 桜舞う 坂道 振り返ると 笑顔の君・・・・
by tsutsu (2008-06-07 17:12)