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姫路城 好古園 [旅行]

水ぬるむ庭

 4月26日、播但線生野である同窓会に行くため、姫路で一泊しました。
朝、起きて行っても十分間に合うのですが、行きたい所があったのと、同窓会に着物を着て行きたかったのです。
 
 午前、6時に起きて朝食。琉球紬と辻が花染めの帯に着替えて、9時にはホテルを出ることができました。途中駅のロッカーに荷物を預け、姫路城へ向いて歩いて行くと、たくさんの人がお城へ向かっていました。この期間、姫路菓子博覧会が催されていたのです。
 私の行きたかったところは、姫路城に隣接している好古園だったので、こちらの方はウソのように空いていました。姫路城には何回も登城したことがあるので、まだ来たことのない好古園に一度来たかったのです。

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 まず、入ったのはお屋敷の庭です。姫路藩主の下屋敷があったというこの庭は、池泉回遊式になっていて、大きな池が張り巡らされていました。豪勢な滝や小さい滝がしつらえてあり、二百五十匹の錦鯉が放たれているこの池は瀬戸内海に見立ててあるそうです。前にも名古屋の徳川庭園を観た時と同じような大名好みの豪快なお庭でした。そのあたりは、寺院のお庭とはかってが違うようです。警備員さんにお願いして、シャッターを押してもらいました。最近は、一人旅のときは、よくこんな風に近くの人にお願いするようになりました。

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 そこを抜けると、作業舎がある苗の庭、いろんな苗が栽培してありました。武者だまりという広場を過ぎると、ちょろちょろと小川が巡らされた流れの平庭に出ました。

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 水辺なのでサツキでしょうか。きれいに刈り込んだ花木がいろどりを添えていました。小川は小さな音を立てて忙しそうに、走っていました。

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 こちらは、夏木の庭。育ち始めた新緑がまぶしい季節感豊かなお庭です。涼しい空気がみなぎっているようでした。だんだん気候が暑くなると、こんなお庭が癒してくれそうだなと思いました。

 築山池泉の庭は、池の周囲にモミジや黒松が植えられ、鶴をイメージした岩の島がある典型的な日本庭園です。

 10時になるので、お茶でもいただきましょうと双樹庵に向かいました。お花を飾っておられる御亭主に花の名前を聞いたり、掛け軸の由来を聞いてから、お茶室に通されました。この日初めての客なので、亭主側も私の方も小さな緊張感がただよいます。あやめの姿をしたお菓子をいただき、あたたかいお抹茶を飲んで御亭主とお話しをしました。こんな風に見ず知らずの方とも、礼を尽くしてお話しができるようになったのは、二年前から習い始めたお茶のおかげだなと思いす。

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 お礼を言ってそこを出ると、武家風の白壁塀のそばの小川にさしかかりました。覗き込むと、なにかいます。たにしかな?と思って思わずシャッターを切りましたが、こんなところにも春の営みが息づいているんだと、心が和みました。

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 次回は、同窓会の様子をピックアップします。


姫路城 好古園  http://www.city.himeji.hyogo.jp/koukoen/


好古園



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