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東寺 弘法市 [地域]

お彼岸につき

 お墓詣りに行く。
その前にちょっと東寺に寄った。
この日は、21日で恒例の東寺の弘法市が開かれる日だった。
たくさん歩かないといけなかったので、この日は着物はパス。

目的は、草履のかかとの下の半月型のゴム。あれなんていうんだろう。
草履をはくようになってから、自分で打ち直している。
よく歩くので、専門家に持って行って直してもらったのでは、らちが明かない。
4~5年前に弘法市で10セットくらい求めて買い置きしていたのが、もう全部なくなった。
やっとこや小さ目の金槌もそろえて、わりと簡単にできるようになった。

DSC01282-1.jpg

JRから東寺まで15分ほど歩くと、東寺の東門が見える。
おおぜいの人で賑わっている。
入るとたくさんの露天。
古着、漬物、植木、骨董品、手作りの品々。
一つ一つ見ていると、飽きることがない。
そうだそうだ。
東寺に来たからには、ぜひお会いしたい方がいる。
講堂におはします帝釈天さまだ。
西側の入り口から入るとなんとなく明るすぎて、いつもの端正なお顔が違ったように見える。
中に入って、左の横顔を斜め正面から見る。
そうだ。このお顔だ。端正で理知的できりっと引き締まったお顔。
しばし、うっとりと眺める。
このお方は、はるか何億光年の昔にあの奈良の興福寺におられる阿修羅を、聖戦の末に仏門に帰依させた仏様なのだ。という話は何年か前に知った。

お庭には、梅が満開だ。今年、梅らしい梅を見たのはこれが初めてだ。
あちらには五重塔が黒々と見下ろしている。

DSC01286-2.jpg

ふたたび弘法市の雑踏の中へもどる。
手芸用の古裂れ、茶さじを作る竹の切れ端、生姜の砂糖漬け、茶殻入れなど小物をさっそく買った。
そうだかんじんのかかとのゴムを売っているところが見当たらない。前は南門あたりで売っていたのだが、それらしい店がない。
あんまりお腹が減ってきたので、ちょっと一休みしてたこ焼きをいただく。
そうだ、さっき草履屋さんがあったっけ。
もう一度南大門のほうへ行ってみよう。

DSC01291-3.jpg

はたして、たくさんの草履が並べてある下の方に、あの草履のかかとがあった。
200円のものを5セットと450円のものを2セット買った。
しばらくはこれでやっていけそうだ。

お財布が軽くなり、一路バス停に急ぐ。
ここからなるだけ東山五条まで距離を稼いでから、東山浄苑までタクシーに乗ることにした。
遅くなってあやまらなくちゃと思いつつ。











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