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人生は過ぎゆく~ [音楽]

月日が過ぎゆく~

 最近、ブログを更新していない。
いろいろあったのだけれど。
おいっこの結婚式。煎茶のお茶会。テルミンのコンサート。確定申告。
本も読みたいし、手芸もしたい。欲が深いのか、飽きっぽいのか。
いまだによく解らんわたしである。

そのうち、テルミンのコンサートが珍しかろうと思うので、書いてみよう。
3月11日の夜にあった。
先生曰く、「この日にやるには、いろんな批判があった。だって、電気を使うのだから。」
なるほど、3月11日は、8月6日9日に匹敵するほどの重大な日になったんだ。

しかし、コンサートはあった。
午後6時半、中津のライブハウスの前は、行列ができていた。
一歩遅かったか!これでは、立見席しかない。
しかたない。なるだけもたれられそうな場所を探した。

今夜の出演者は、菊池誠さん。某大学の電気工学科のれっきとした先生だそうだ。
それから、私の師匠がテルミンとお箏でユニットを組んでいる「短冊」。
ギターとマトリョミンの「銘菓ヨロシアン」。DJの「宴パンダ」。
テルミンとアコーディオンのユニット「沼娘」。ゲストのギターコンビの「キドキラ」。

DSC01280-1.jpg

まあ、とにかく怪しいが魅力的なコンサートであった。
コンサート名が、「第4回スナック電波」というだけにエレキギターとテルミンがすべてであった。
スナックのママ役のフェイターンが、言っていた。「エーテルとエレキテルの出会い」まさにその通りで、なんともいえない不思議空間、まるで梨木香歩の沼地を思わせるような空気感がただよっていた。
ギターの腕前はみんなプロ級で、すばらしかった。フェイのテルミンも良かった。師匠の即興演奏もいつものように安心して聞けた。「宴パンダ」も愛嬌たっぷりで、イケてるDJをした。ただ、マトリョミンがな~ちょっと物足りなかった。やはり、おもちゃの域を出ないなあ。音が切れない分、難しいのではなかったか。
最後のキドキラ、菊池、師匠の「ヨーロッパの曙」という曲は、最高だった。あんなに速いテンポで、ファンダメンタルな音を出すテルミンが、メロディを刻むのは奇跡としかいいようがない。
テルミンは、難しい。解ってくれる人には、解るんだが、ロマンティックな楽器である。
クラシックからジャズやロックまでなんでも来いの可能性がある。
ますます、好きになりそうだ。


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