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幸せになってね! [家族]

娘の結婚式

 一日は娘の結婚式でした。朝一番の時間帯だったので、早起きをしました。その日は、降雨率90パーセントになっていたのですが、午前中はごらんの通り、気持ちのいい秋晴れでした。

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この日は、娘の友だちがたくさん来てくれて、華やかな雰囲気になりました。そして、少しでも経費節約のため(?)自分たちの手でできるものは、とことん手作りでやっていました。まず、ウェルカムボード、娘たちは本屋さんの店員とアルバイトの時に知り合ったので、『本』がキーワードでした。本の形の工作をして、左には飾り文字を、右にはブーケをはめ込みました。

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その他には、招待状・座席表・メニュー・座席カードなどの印刷物やブーケ類はすべて手作りです。そして、圧巻は二人のなれそめを紙芝居にした映像です。娘はアニメーターとして、4年間働いていたので、絵を描くのはお手の物。親の私が言うのも変ですが、ユーモアのセンスもあり、大いに受けておりました。ただし、DVDに完成したのは、結婚式の4日前でしたけど。

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父親が7年前に亡くなったので、介添え役は長男にたのみました。バージンロードを歩く時は、自分の結婚式以上にカチンコチンになっていました。そして、家族の言葉もついでにたのんだのですが、これが良かったのです。親の口から言うのも変ですが、さすが30歳になって、説得力が出てきました。「僕にも子どもがいますが、子どもたちが夢を持てる家庭を築いてください。」と締めくくっていました。息子いわく、お父さんが生きてたらどんなことを言うか考えたと。信頼して、良かったと思います。

式は、新郎がちょっと手順を間違えたり、指輪を落っことす場面があり、どっと楽しい雰囲気になりました。誠実な方なので、硬くなってしまったのでしょう。これからが楽しみです。
お色直しは、二人とも歴史物が大好きなので、とうぜんの如く和服です。新婚旅行には、加藤清正が建てた熊本城を観に行くらしいです。

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最後に娘からもらった手紙の一部を紹介します。
『お母さん、産んでくれてありがとう。私がこの世界をとても愛しく思えるのは、お母さんが身をもってそう教えてくれたからです。いつも、お母さんは生き生きと人生を生きていて、見ていて飽きることがありません。時には、トラのように怒り、時には鳥のように歌い、時にはテルミンも流れます。(なぜか、ここでうけてしまいました。)・・・・・
この家族で産まれたこと程、私の人生で幸福なことは他にありません。それだけは、良い機会だからお伝えしておきます。』
私は、結婚式で一番の幸せ者でした。娘の手紙は、一番の宝物になりそうです。
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忙しい前日 [家族]

良い日を迎えるために

 娘の結婚式を控え、眼が回るような忙しさが続いています。娘は娘で式場通いだし、私は私で息子家族が泊まる所を整えないといけません。マンションに息子家族を泊めるには、物がありすぎて小さい子には危険が一杯なので、40分ほど離れた古家に泊めることに。昨日は、掃除やらお布団干しやらをしてきて、午後からは前夜の会食の場所を確認しに天王寺へと出向きました。


その折に、ふと本屋さんに立ち寄って、そうだK君(孫です)用の本を買っておこうと思い立ち、面白そうな本を探しました。1歳8ヶ月の子どもが楽しめそうな本を見つけました。それが、これ。

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まず、色がとても綺麗で眼を引きます。中味はくり返しが多く、単純なあらすじで喜びそうな内容でした。小さい子ってくり返しがとても好きなのです。気に入ってくれるといいのですが。

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そして、お隣のおもちゃ屋さんにもよって、安くて嵩が低くて楽しいおもちゃは、ないかなと探しました。それでこの外国製の木のパズルを買いました。イルカや犬やにわとりなどがありましたが、くまさんです。K君はどこかプーさんを思わせるところがありますから。ついでに、コマも買ってと。大阪に来ている間、ちょっとでも退屈しのぎになるといいのですが。えっだれですか?「それはバババカだろ。」って言ってるのは?

明日は、午前9時から「料理の会」があり、午後1時ごろ帰宅。3時までに式場に衣装やテルミンを運びます。午後6時には天王寺に行って、家族で会食をいたします。うまく予定がこなせるかしらと、母 兼 おばあちゃんは少し気がかりですが、こうしてブログをせっせと書いています。何事も日常心が肝心ですものね。
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母の残した物 [家族]

それは、たくさんの切手

 15年前に他界した母。家も宝石も着物も、なんにも残さなかったのだけど、唯一私にとって貴重だといえるものを残してくれています。それは、たくさんの切手です。おかげでこれまでたくさんの人に手紙を書く時に、これがいいかな、あれがいいかなと楽しんで、切手のコーディネートをしてきました。その時に合った季節感のあるもの。その方の雰囲気に合うものをと、選ぶのがとても楽しいのです。たくさんの人に出してきたので、もう残り少なくなってきているので、ここいらでちょっと御紹介しましょう。

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まず、『近代美術集』の切手集。「わだつみのいろこの宮」青木繁・「炎舞」速水御舟・「金蓉」安井曽太郎・「裸婦」村上華岳・「黒扇」藤島武二・「黒船屋」竹久夢二・「一葉」鏑木清方・「鮭」高橋由一・「舞妓」竹内栖鳳・悲母観音像」狩野芳崖・「阿弥陀堂」小林古径などです。

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つぎは、切手趣味週間のもので、浮世絵が中心のものでだいぶ使ったようで、残り少なになっているもの。「春の野遊図」西川祐信・「機織図」 「立美人」 「寛文美人図」 「彦根屏風」 などです。

つぎは、日本の民話を題材にした切手です。「一寸法師」「ねずみ浄土」「つる女房」「こぶとり」「花咲じじい」「浦島太郎」「かぐや姫」がそれぞれ3場面ずつ描かれています。作家も滝平二郎など名だたる絵本作家が描いています。

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つぎは、日本昔話の残りと国宝シリーズの切手を一枚ずつ貼り付けたもので、16枚貼ってあります。母は、父が亡くなってから、切手を集め始めたのでしょうか。ちまちまと貼り付けては、豊かな気持ちになっていたのでしょうか?

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そして、最後は日本の童謡集です。これは、季節感に富んでいるのでよく使わせてもらいました。「春の小川」 「さくらさくら」「春が来た」「菜の花」「夏がくれば思い出す」「たなばた」「子守唄」「赤とんぼ」「ふるさと」などです。

あと、蝉の切手、鳥の切手、魚の切手、船の切手などがありましたが、数枚しか残っていません。
私は、メールでやりとりするのも好きですが、手紙を書くのは小さい時から好きでした。考えようによっては、母は良いものを残してくれたのかもしれません。「いろんな人と繋がっていなさいよ。」と言いたかったのかもしれません。これからも、どんどん使わせてもらいます。

あと数日で、娘が嫁ぎます。母(私)の方がセンチメンタルになっているのかもしれません。私の好きな曲です。『我が母の教えたまいし歌』


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故郷の山はありがたきかな [家族]

両親の墓参り

 加藤登紀子のコンサートの翌日、妹と一緒に神河町にある両親の墓参りに行ってきました。妹の寿司屋の出前の車に乗せてもらって、西脇市から一時間半くらいのところにあります。その日は、雨模様でしたが、お墓のあるところまで来ると、うまく上がっていました。
昨年も今の時期に合わせて来たので、ちょうど一年ぶりです。お花を入れ替えて、お供えをして、ムニャムニャともろもろのお祈りをしました。
ここは、小学1年の夏から、高校を卒業するまで育ったところです。いろんな思い出がぎっしりと積もったところ。楽しかったことや辛かったことも一杯あります。12年間の多感な時代を過ごしたところです。

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北西の方には、天狗山と呼んでいた山があります。雨が霧となって昇っていっていました。こころなしか、天狗の鼻が低くなっているように思いました。

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南西の方角には、高峰というきれいな形をした山があります。この山は本当に身近な山で、家の戸を開けると、まず飛び込んできたのがこの山。小学校時代も手ぶらで何度か登りました。40分ほどで、頂上に着きました。たしか、500m~600mくらいの山ですが、晴れた日には遠く瀬戸内海の島影が見えました。だから、私は大人になってからも山は手ぶらで登るものだと思っていて、重装備して登る人の気がしれないなんて思っていました。

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それから、駅です。今でこそ播但線の駅はほとんどが無人駅となってしまいましたが、かつては、駅長さんもおられて、駅員さんも三人くらいおられました。私たちもこの近くに住んでいたので、駅を遊び場にして、駅員さんにも遊んでもらったのを思い出します。春には駅前の桜の並木が花盛りになり、冬には駅の坂道に30cmくらい雪が積もって、学校へ行く前にひと遊びしましたっけ。
今は両親も他界し、おとづれる家もなくなりましたが、故郷の山々を見ると、懐かしさが込み上げます。自然は、いつでも私たちを待っててくれたような気がします。
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マイ・リトル・エンジェル [家族]

最近、送られてきた画像から

 妙齢の女性の集まりで、一人が待ちうけ画面のマゴの写真を見せると、わたしもわたしもと次々と見せ合うことになる。最近男性の集まりでも、同じ現象があることが分かった。ようするに孫が可愛いというのは、男性でも女性でも同じだということだ。
 でも、念頭に置いておかなければならないことが二つある。一つは、自分のマゴが可愛いと思うのは、その場では自分だけで、あとの人たちにとっては、どうでもいいことなのだ。もう一つは、その場に子どものいない人やグランチャイルドがいない人が居合わせた場合、それはよけいにどうでもいいことなのだという事実だ。

しかし、分かっているのにまたしても、同じ馬鹿げた行為をしてしまうのが、人間の常だ。

という訳で、ごめんなさい。私のエンジェルの最近の画像を載せちゃいます。

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 これは、雨が降った日に、レインコートを着てお散歩?と思いきや、ちょっと歩きつかれたのか、よっこらせとしゃがんでいるところ。レインコートはどうやら来年も着れそうですね。

 また、動き回るようになり、思いがけない行動をとるようになったとのことで、プラスチックケースの引き出しに入り込んだり、外へ行きたいときは、靴下をもってきて催促するそうです。

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 最新情報では、歩行器に自分から入れるようになったとのことで、この写真は成功せずに、片足が残ってしまったものの、本人は成功したと思っているのか、ガッツポーズが自信ありげです。でも、歩行器に入れても、自分で出ることはできないらしいです。まあボチボチですね。

 以上、やんちゃが一段と得意になってきたマイ・リトル・エンジェルの様子からお知らせしました。失礼しました!


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はりきって買い物 [家族]

マゴのために、ジブンのために

 この日(6月7日)は、ルンルン気分でお買い物に行きました。
仙台にいる嫁さんから、マゴ用にレインコートと長靴をたのまれていたのです。はっきりとした目的があるので、勇んでデパートにお買い物に行きました。

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 最近、よちよち歩きが大好きになったらしく、靴下を持ってきて『外出』を催促するらしいのですが、雨模様が多くなると、『お外歩き』も我慢しないといけません。そういう日は、運動不足で夜が寝られなくてグズリ屋さんになるとのことです。

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 天王寺のデパート(近鉄百貨店)は、今大改築中で、新館のみで営業しています。そして、新聞にも載っていたのですが、ごく最近、工事用のフェンスに楽しいイラストが描いてあるのを発見しました。ところどころ、天王寺の名所や名物が取り入れてあって、なかなか面白いので、まずはご覧あれ。通天閣や阪堺電車(路面電車)四天王寺さんや動物園などです。

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 7階に上がって、まずサイズ100のレインコートと14くらいの長靴を探しました。それが正面に飾っていなくて、あまりないのです。赤ちゃん用品のお店の人に聞くと、「レインコートなら、ありますよ。」といって出してくれたのが、これ。

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 ちょっとイメージが違ったのですが、オーソドックスな袖つき、フードつきのものでした。しかも安全カラーの黄色です。私としては、もうちょっとカラフルな虹色か水色のポンチョあたりを想定していたのですが、あたりを見回してもあまり置いてそうにないのです。値段を聞くとゲゲッ、7千円を越えています。さすがファミリア、お安くありません。仕方がないか・・・まあ丈夫そうだし、ということで奮発しました。

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 お次は、長靴です。ミキハウスの靴コーナーに可愛いのがありました。これも正統派のゴム長です。他の店のも見ましたが、14サイズのは置いていませんでした。親だったら、また今度にしようとか、もう一軒探してみようとかするのかもしれませんが、「これ、いいやん。」とばかり、また即決。こちらもレインコートに負けないお値段でしたよ。これで、マゴが雨の日でもけなげによちよちしてくれたら、いうことなしです。

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 というわけで、私の洋服売り場はパスして、8階の化粧品売り場で足りなくなっていた基礎化粧品と入浴剤を買い、地階の食品売り場にエレベーターで直行!こういう時はエレベーターに乗るのがあきらめがついていいですね。地階では、嫁さん用に焼き菓子を購入し、私用に『仙太郎』の『みなづき』を3個買いました。その前に買っていたきもの雑誌『七緒』と合わせて、ジブンのためのお買い上げです。


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見つかった腕時計 [家族]

3年前の息子の時計

 もう3年ほど前のことになります。東京で暮らしていた息子が、家に帰っていたときに時計をなくしたことがありました。「四角い時計、あったら送って。」と言われて、息子が寝ていた部屋やらお風呂場やらを探しました。似たような四角い時計と中学生くらいの頃に買ってやったのがあったので送ってやりましたが、どれも違いました。

 それが、おとといのことでした。不燃物の小さい空き瓶やらガラクタを入れる、ゴミ箱の下の方で何か光るものがありました。ええーっひょっとして娘が捨てたの?などと思いながら、取り出してみると、ほこりをかぶった時計でした。あとで娘に聞いてみると、「私は知らんよ。」といいます。

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 ほこりを取り除き、タオルで汚れをふき取ったら、まだまだ使えそうなお洒落な時計です。時計の裏を見ると「スカゲン」と彫ってありました。どれくらいの値打ちのあるものだろうとネット検索してみると、まず「スカーゲンの間違いではありませんか。」と出てきます。「スカーゲン」と今度は、キーワードを入れてみると、デンマークの製品のようです。世界で10番目のシェアがあるそうです。若い人が好む時計だともありました。なるほど、ちょっと薄目のすっきりタイプの時計です。薄いために上から見ても、目立たずそのままに放置されてしまったのでしょうね。しかも3年も・・・。このゴミ箱は、ひっくり返してゴミ袋に入れず、上から一つ一つ取り出してゴミ袋に入れていたので、よけいに見つからなかったのでしょう。値段は高からず、安からず・・・まあ普通ですね。

 息子に電話をして、「見つかったよ~。」と言うと、さぞ喜ぶかと思いきや、「もう送ってくれなくてもいいで。使っているやつがあるから。」ですって。まあ私が使ってもいいしと思い、きのう出かけたついでにデパートの時計売り場に行って、電池を換えてもらいました。電池が新しくなったスカーゲンは、きちきちと時を刻んでいました。










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東京 経由 仙台 (4) [家族]

仙台の息子のうちへ

 30日の夕方、ようやく息子家族のいる仙台へたどりつきました。あたりはもう薄暗くなっていました。東北一の都会とあって、さすがに賑やかです。ここから地下鉄で少しばかり行ったところです。

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 笊川のそばの新しい賃貸マンションですが、東京にいた頃よりも一部屋多くなって、快適そうです。
 孫はお正月にたっぷりと遊んでやったり、お風呂に入れてやったりしたのですが、まだ人見知り中とあって、なかなか顔を合わせようとしません。こちらも泣かれるといやなので、始めはなるべく顔を合わせないようにしてました。おまけに、私が来る数日前からウイルス性胃腸炎にかかっていたそうで、よけいにぐずぐず言っていました。それでも、お腹が満たされてくると、機嫌が良くなって、にこにこと笑いかけてくれます。そうなると可愛いものです。ついつい抱き上げたり、ほっぺや手をさわってしまいます。あまりかまうと、いやんとはねつけられてしまいます。よちよち歩きが始まって、お母さんやお父さんの後をよたよたと付いていきます。遊び道具も増えて、リビングの片隅は、本やらおもちゃが占領していました。

 次の日は、一日家で過ごすことにしました。テレビの『お母さんといっしょ』が好きらしく、ときどき眼をくぎづけにしています。こんな番組を観るのは、ずいぶん久しぶりのことです。調子の悪い時は、私が相手をするとよけいぐずぐずとむずかるので、おさんどんを交代してあげる方が無難だなと切り替えることにしました。
 こんどのマンションはオール電化で、レンジもほのおが出ないので、火加減がちょっと難しいようでしたが、慣れるとなかなか快適でした。
 三日目は、朝から寒く雨がしょぼしょぼ降っていました。この日は私一人で仙台探検に出ましたが、あとのブログに回します。

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 四日目は風が強かったけれど、良い天気になり、近くの川べりを散歩しました。小さな川ですが、整備がしてあり、水辺まで降りれるようになっています。孫をバギーから降ろして、歩かせてみようとしたのですが、さっそくこてんとこけてしまいました。部屋では達者に歩いていても、靴を履いてのよちよちはまだあんまり上手くないみたいでした。鼻の頭にすり傷をこさえて、赤鼻のKちゃんになってしまいました。
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母の作ったお雛さま [家族]

思い出の木目込み雛

 この時期になると、飾ってやろうと思いながら、つい出すのが遅れてしまうお雛様。したがって、3月3日が過ぎても片付けるのが、またまた遅くなる。でも、今年は早めに飾った。これは、娘が生まれた時、私の母が手作りで作ってくれたもの。その頃の母は、父が亡くなって、不自由していた。経済的にはピーピーいっていたと思う。あるのは、時間ばかり。若いときに出来なかった音楽鑑賞(レコードで)、生け花の習い事、俳句の手習い、そして千代紙細工や木目込み人形作り。娘が生まれて早速送ってくれたものだ。

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 この雛人形。高さは22cmくらいのものだが、お顔がいいので気に入っていた。たしか、冠や烏帽子があったはずだが、数年前から見当たらない。今回は、小道具を買い足してみた。几帳に雪洞、菱餅、緋毛氈。やはりなにか物足りない気がする。
 先日ABCクラフトに行って、冠や烏帽子がないか探してみた。あった、あった。烏帽子の方がちょっとちゃっちい感じがしないでもないが、ないよりはいいかな。

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 今年のお雛様は、ちょっと気合が入っているような。それもそのはず、秋には娘が嫁ぐのだから。早く用意して早くお片づけをせねば。
 お雛様を見るたびに、母を思い出す。母が逝ってから、かれこれもう20年ほどになるのかな。

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 灯かりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花・・・


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あけましておめでとう! [家族]

私のお正月

 あけましておめでとうございます。
 ようやく、パソコンの前に座ることが出来るようになりました。
東京で暮らし、帰省していた息子家族が、昨日の3日に帰ったのです。
 心待ちにしていたもうすぐ一才になる孫が、会うなりウギャーと泣くので少しへこみましたが、今は人見知り真っ最中との事。仕方ありません。人見知りは賢くなってきた証拠だと言い聞かせ、覚えこんでもらおうと涙ぐましい努力をしましたよ。食用油のカンもごろごろ転がるおもちゃに早代わり、プラスチックの蓋を吸いつけて、口からとれなくなったと演じてみたり、キャスターつきの椅子に乗っけて、遊園地のコーヒーカップのように回してやったり、なりふりかまわず機嫌をとりました。

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 お母さんが風邪気味だったのをきっかけに、お風呂に入れてあげるのも私の役目でした。お風呂に入るなり、よく通る声で、またまた大泣きしました。けれど、警戒心も強い代わりに好奇心もただならぬものがありました。それが吉と出て、お風呂場に並んでいるシャンプーやコンディショナー、石鹸のたぐいに手を出し遊び始めたのです。しめしめ、いけそうだと、次の晩は空いたマヨネーズの容器を洗って水鉄砲がわりにしました。蛇口から出るお湯にも興味を示し、すばやくお湯をさわっている間に身体をごしごししてやります。
 そんなこんなで、おいでと腕を差し出すとこちらに来るようになり、笑顔も見せてくれるようになりました。

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 息子は息子で、親しい友だちと年末の魚つりとしゃれ込みまして、なんと小さい鯵をいっぱい釣ってきました。
「お母さん、から揚げにして。」とたのまれれば、イヤといえない私。「あいよ。」とニコニコして、心で爪を研ぐのでした。
 そういえば、昨年も同じ様なことがありました。釣りの友だちも昨年と同じで、きっと楽しみにしていたんだなあと思わずにいられません。

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 小鯵ははじめえらをとっていましたが、数えると26匹ほどあったので、これでは間に合わんと、頭を落とすことにしました。中にこのしろが3匹とがしらが1匹ありました。一番大きい鯵とこのしろは塩焼きにしました。
 息子と友だちは鯵のからあげを食べながら、缶ビールを1ダースほど空けましたね。一日前の年越しを彼らなりにやっていたようです。わたしは、そのあと黒豆の仕上げと野菜の煮しめ用に出汁をとったり。

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 お正月の一日に娘の彼氏もやってきて、お昼はすきやきでした。ちゃんとしたすき焼きなんてそれこそ年に一度です。毎年、竹福のすき焼き用を送ってもらうのですが、今年はちょっと味が落ちたように思います。
 さて食事のあとが問題です。娘が彼氏の家にごあいさつに行くというので、新調した付け下げを着せてやらないといけないのです。彼氏には、兄?になる人としゃべっていてもらいます。
 補正用の道具を忘れたのですが、なんとかきものは着せて帯を結びます。人の着付けはあんまりしたことがないので、帯結びも簡単な文庫結びです。よいしょと結び上げて一応出来上がりました。

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 そういうわけで、お正月は家族へのサービス期間とあいなりまして、私が座れたのは二日の7時間ほど。この日は息子たちは、嫁さんの実家にごあいさつ。娘も友だちと初詣です。私は、ソファーでごろんと横になったり縦になったりして、ハイビジョンの東大寺大仏のなぞやら、薬師寺、桂離宮の番組、そのあとの夢の美術館を6時までボーっとして観ていられました。

 三度三度の食事を家で作るって本当にたいへんです。最近は、家で作るのはせいぜい二回でしたから。足が棒になるほど台所に立ちましたよ。
 でも、だれかに頼られるって本当に幸せなことだなって思いました。これから何年やっていられるかな。来年は、もう一人増えるわけだから、がんばらなくちゃ。

 皆さん、今年もよろしくお願いしますね。


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