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茶会の後は・・ [旅行]

地の利を生かして

 お茶会が終わったのは、11時半なので、しばらくこの辺りを散策することにした。近くに豊国廟があるので、入り口まで行ってみた。この山は阿弥陀峰というらしく、ここからまだ565段の石段があるそうだ。おりしも、先ほどまで止んでいた雪がまた降ってきたので、受付で入山料と絵葉書の分の料金を支払い、上るのはあきらめた。頂上には、京都市が一望できる眺めがあるそうなのだが。

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そのあと、タクシーに乗って、豊国神社に行ってみた。ここには、伏見城から移された唐門がある。現在の豊国神社は、明治天皇の御沙汰で、以前に大仏殿があった地に移されたそうである。そう、方広寺の大仏である。秀吉亡き後に、豊臣の財力を減らすために大仏を作ることを家康が勧めたという。今は、大仏殿は地震のために崩落してない。唐門は桃山時代の三大唐門と言われ、当地と二条城の唐門と西本願寺の唐門の三つである。優雅な彫刻で飾られていた。

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しかし、大阪冬の陣、夏の陣の原因になった方広寺の鐘は、残った。行って見ると、大きな釣鐘の上のほうに、白く囲いをした文字があるのが分かった。『国家安康 君臣豊楽』という語句である。家康の名前が分断されているとは、ずいぶん無茶な話でいいがかりとしか言えない。

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鐘楼の天井は、美しい絵が描かれている。このような絵で天井が飾られている鐘楼は、他に見たことがない。

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このあと、京都国立博物館に行きたかったので、他は見ないで、境内を出た。隣の博物館に行く途中も見事な石垣が続いていた。

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コメント 2

SAWA

唐門は本当に優雅な彫刻ですね~
隅々まで、観察力が凄いです。
風景にピッタリな和服姿で散策したのでしょうね♪

by SAWA (2010-02-09 16:44) 

whitered

SAWAさんへ:コメントありがとうございます。唐門の全体の写真を撮るのを忘れていました。桃山文化、恐るべし、優雅で緻密な美しさです。和服で散策しましたが、荷物を両手にでは全然さまになっていません。
by whitered (2010-02-09 19:49) 

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