桜の後は・・・

花満開の長居公園

　土曜日の朝、友人からメールが入って、長居公園に行くことになった。
絵を描く友人は、この時期は花の名所に日参している。
私は堺市と松原市の境にある大泉緑地にはよく行くが、長居公園にはずいぶん久しぶりだ。

針中野駅からてくてく歩いて２０分。長居公園に着いた。
さっそく目を引いたのは、ポピー。



オレンジ色、白、黄色が鮮やかで、花びらが薄く、日光が透けて見える。
だれの絵だったか、以前にポピーの花咲く庭先で、ままごと遊びの道具と下駄が残された絵を観たことがあるが、なかなか可憐な絵だった。いまでも覚えている。



つぎに椿を観た。
ヤブ椿をはじめ、様々な椿が植えてあった。
その中で、白に斑入りの椿があって、色のにじみ方がちょっと変わっていた。



ピンク色で、花びらが丸い、可愛い椿があった。
やわらかい色合いだった。



そして、いよいよ牡丹の花だ。
こちらはカメラを抱えた人が、かなり多い。それだけでなく、スケッチをしている人もちらほらといた。
牡丹の数は、なかなか多い。露地植えのものでこれほどのものは、あまりお目にかかったことがない。
真っ白なドレスをまとったような大輪の牡丹。



ピンクの牡丹が絵描きさんには人気があった。
薄いピンク色の花びらに濃い紅色の中心部、さらに黄色の雄蕊が垣間見えている図。



その取り合わせが、絵心をくすぐるのだろう。
めしべを覗いて見ると、これがまた凄い。大きな徳利型のめしべが、まわりに雄蕊をしたがえて、外目からはほとんど見えていない。



友人は、観察に次ぐ観察。
いくら見ても、飽きが来ない感じである。
花だけでなく、枝や葉の全体の立ち姿がいいものを探しているようだ。



その他には、ハナミズキやドウダンツツジの可愛い花、シャガ、藤の花も咲き始めていた。
もう二週間ほどしたら、バラ園のバラも見事に咲いてくれるだろうな。

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