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第8回 大阪クラシック [音楽]

街が音楽で満たされるとき!

 9月8日から9月14日土曜日まで、「第8回大阪クラシック」が開催されています。
毎年、一日は御堂筋まで出かけて行って、聴いています。

今年は幸い、スケジュール表が手に入り、行けそうなところを物色していました。
なんじゃかんじゃとあって、なかなか予定がたたず、結局は思い立っての弾丸になってしまうのですが、9日の月曜日、ザ・シンフォニーホールに行ってきました。
もちろん、当日券ねらいなのですが、6時45分会場の時間に合わせて、当日券が買えました。
2~30人が私の前後で並んでいました。
当日券で入るのは、数年前のNKH交響楽団の夏コンサートいらいです。

DSC02475-1.jpg

出し物が面白かったのです。
「ブラームス第四楽章」とでもいいましょうか。
ブラームスの交響曲1番から4番までの四楽章を全部やるのです。

シンフォニーホールは、満員で空席が見つからないくらいでした。
大阪フィルハーモニー交響楽団のみなさんが入場し、さいごに大植さんが入場されました。
いつものようにニコニコと愛想がいいです。
着ていらっしゃるタキシード?の前ボタンを留めておられて、そこだけ皺がよったように見え、あれっちょっと太られたのかなと思っていると、ボタンをはずして演奏のかまえをされました。

まずはじめに、第四番の第四楽章から。
これが一番身近でしたね。先日のコンサートのときに小林研一郎さんのCDを何回も聴いていたもんですから。
次に、3番と2番。
大植さんの今回のテーマは、ブラームスを通して、ベートーヴェンに近づいていくというのを言っておられたように思います。だから順番もぎゃくになっているのですね。
3番と2番は、ぜんぜんといっていいほど、分かりませんでした。それほど聴く機会が少ないのでしょうね。
1番の四楽章はあまりにも有名だし、聴きなれていたので、よく解りました。
プチだかネオだかしりませんが、ベートーヴェン二世と言われる時期の曲なので、勇壮かつ壮麗。おまけに時間的にも長いんですよね。
途中で、ブラームスのクラシック音楽への貢献という例を、モーツァルトの第40番のさわりを演奏によって示してくれました。ブラームスが訂正しなかったときの楽譜には、はじめの主題のなかに金管楽器で、不協和音が入るのです。モーツァルトは、すごい速さで楽譜を書き、おまけに見直しということをしなかった人らしく、へんな音が入っているのをそのままにしていたのです。
大植さんは、かなりの早口で、おっしゃるものですから、帰り際には、「ちーとも分からんかった。」とぶつぶつ言っている人がいましたが、私には言われることの80パーセントは、聞き取れました。

ちょっと気になったのは、一曲すんだあとの反応が大人しかったことです。
いつも行くコンサートでは、ブラボーとかオオウエーとかもっと反応がビビッドなのですけど。
この会の企画が理解できている人が、多くないのかなと思いました。
私には、すご~く面白かったし、良かったです。 みなさん、良いときは素直に声に出しましょうね。
今日は、とくに予定がないので、無料のコンサートを聴きに御堂筋をうろつこうかなと思っています。


                                    
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