上高地から乗鞍高原へ①

上高地

　今年は、信州の旅に行くことになりました。
夜行バスで上高地に着いたのが、朝の五時半。



バスセンターでは、すでに多くの登山客が準備に取り掛かっていました。
私たちは、まず荷物を預けてから、レストランで朝ご飯を食べました。
霧がかかっていた山々も、だんだん晴れてきて、その全容が見え始めてきました。



レストランの方に聞くと、左から西穂高、間の岳、ジャンダルム、前穂高、奥穂高。そして、明神岳が右にあるとの事。
あとで触れますが、この明神岳が（穂高岳）だったのですね。



お腹に入れてから、歩き始めました。河童橋から明神池に行くコース、およそ３．５ｋｍです。
林間の遊歩道は、朝もやが立ち込めてとても幻想的でした。



小川から水蒸気が立ち込めて、草花や蜘蛛の巣には、無数の水滴が付いていました。
なのに、私はちょっと気分が悪くなって、同行の方に酸素ボンベを貸してもらいました。
昨夜からバスに乗っている６時間、ほとんど寝ていなかったのが、たたったのでしょう。



そうこうしている間に、梓川にさしかかり、新品の明神橋を渡って、穂高神社に着きました。
明神池は入場料が必要でした。
その池の美しさは、なるほどこれなら入場料は惜しくないと思えるくらいでした。
澄みきった水、手つかずの自然、しかし保全はしておられるのでしょう。見事な神池でした。



ふたたび、河童橋を渡る前に昼ご飯をいただいて、お土産を手に入れて、バスターミナルに戻りました。
そのあとは、乗鞍高原温泉のペンションに向かい、旅の疲れを取ることにします。



勉強になったのは、今まで奥穂高や西穂高といった山があるのに、穂高山はあるのかないのか知らなかったのです。明神岳の表示柱にはっきりと（穂高岳）と書いてありました。やはり、明神という名が付くくらい、穂高岳は神聖な山だったのでしょうね。なんか、すっきりしたなあ。

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