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西脇の旅つづき のつづき [旅行]

新しい発見が・・

 いつも行く西脇ですが、このまま高速で大阪に帰るのも能がないので、近場でみるべきものを探してみました。
すると、ホテルの近くに国指定の登録文化財という「旧来住家住宅」というのがあったので、そちらに行って見ました。
明治から昭和にかけて活躍した土地の名士来住梅吉が建てた住宅です。
糸商や土地収入で財をなし、銀行家としても才能を発揮した彼は、当時類を見ないほどの豪勢な住宅を建てたようです。

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屋根は起り屋根と言われるゆるやかな弧を描くゆったりとしたもの、犬養毅や朝香宮が立ち寄ったという座敷から見える庭には、生駒峠から持ってきたという庭石やさまざまな石灯篭がありました。
庭に通じる庭門には、七福神が飾ってありました。

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また、大河ドラマに出ている黒田官兵衛の生地ということもあってか、官兵衛の鎧のレプリカが飾ってありました。となりの秀吉の鎧のレプリカが思いっきり小さいのがおかしかったです。

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また、離れに逗留させ、絵の保護者となり、頒布会も行って、援助したという橋本関雪の描いた額や地元の刳物師による欄間、近藤翠石による襖絵など見事なものでした。

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客湯殿は、当時珍しかったタイルを敷き詰め、高野槇の湯舟に天井は栂材の折上(おりあげ)格天井だといいます。

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その後、近くにあるという播州織の工房に行ってみました。
かつては、織物の町として栄えた名残の鋸屋根をもつ元工場が、播州織の工房として利用されていました。
若い女性が、播州織の歴史や今後の伝承・発展について語ってくれました。

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もともとは、このあたり一帯で栽培された木綿を利用して、ワイシャツやカッターシャツの生地を生産していたそうです。現在は、シャツ用の薄地の格子柄やボーダー柄の他、ジーンズに使うような厚手の生地で、ワンピースやズボン、リュックなどの袋物などを幅広く創作しているとのことで、多くの製品を置いていました。

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私は、端切れを買いました。道の駅では、同じ播州織のエプロンドレスを買いましたが、温かくて重宝しています。

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ひと月ほど前の記事ですが、なんとかアップできました。次回はもう少し早く更新できるように頑張ります。
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