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初めての南三陸町(3) [旅行]

いよいよ福興市

 3月31日、24回目の福興市が始まった。
午前8時過ぎに、会場のベイサイドアリーナに着く。
はじめに自分のお店の準備をする。

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じつはH氏にたのんでお茶のお店を出すことにした。
南三陸町の方には無料でお茶とお菓子を接待する。ぼつぼつ観光客も来ているので、こちらは300円をいただく。
店の名前は『なにわの茶処』

福興市は2013年3月で24回目を迎える。
現地の方の努力やH氏の尽力で毎月行われている。毎回数百万の売り上げがあるらしいが、まちづくりや復興のために生かされている。
およそ40店舗の店が、テントの下で営まれる。
一年前は「防災朝市ネットワーク」の全国の仲間が現地に来て、エールを送るためにテント店を出していたそだが、今は南三陸町の商店が半数以上を占めている。

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初めての南三陸町(2) [旅行]

仮店舗の南三陸さんさん商店街

 海岸より少し入った広場にできた「南三陸さんさん商店街」に行った。
視察らしきグループや観光客がたくさん来ている。
駐車場には観光バスも何台か停まっていた。
入り口から入ると、プレハブの商店が30数戸立ち並んでいた。
さっそくいい匂いのするホタテやツブ貝を焼いている商店の前に行く。
私も一本ちょうだいな、4こついたツブ貝を買ってベンチで賞味する。

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半分は宿へ持って帰ろう。ナイロンの袋をいただいた。
ヤマウチさんでは、お土産の地酒を。大きいのは重いので、1合入りを6つ。

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フレンズさんの壁には、ここを訪れた方々の写真が貼ってあった。
たしかイグザイルのメンバーの写真もあったような。
ここでは「オクトパスくん」の文鎮やストラップやたわし、レターセットに写真立てまでお買い上げ。

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そして、わたやさん。すてきなTシャツが目についた。
水色の地に白いカモメが付いていて、
LIVE TO LOVE THE SEA
LIVE TO LOVE YOU
LIVE IN MINAMISANRIKU
と書いてある。

まごとお揃いで二枚買った。

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奥さんは可愛らしい人だった。写真を撮らせてもらったが、承諾を得ていないので、網をかけています。ご主人も愛嬌のある方で、元気者でした。

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お客さんもそこそこ来ておられるようだし、お店の方もみんな明るい。前向きだ。
後数年はやっていけるのかもしれないなあ。地元の方の姿が見えないのが気になったが、たぶん個別の店が点在しているのだろう。

次の日は福興市だから、お土産を買う間がない。今日はたっぷり買わせてもらったが、文鎮とお酒が重かったです。

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事務所の近くに咲いていたふきのとう。東北にも確実に春はやってきているようだった。
 

初めての南三陸町(1) [旅行]

学びの旅として

 かねてから行きたかった被災地東北に行く機会を得ました。
南三陸町福興市を共催している「全国ぼうさい朝市ネットワーク」のH氏にサポートを願って、お茶の店を出すために30、31日と行ってきました。

30日は、H氏に南三陸町の被災した各所を案内してもらいました。
現地はほとんどの瓦礫が撤去されてはいるものの、鉄骨とコンクリートの断片のみになった建物や海水がたまったままになっている窪地がいたるところにあり、震災・津波の被害が生々しく想像できました。

毎月二回は現地に行っているH氏が定点観測している場所に案内してもらい、説明を受けました。
海からの道が盛り上がっている真ん中あたりに三陸鉄道が横切っていたそうなのですが、あとかたもなく流されています。左寄りに赤い鉄骨だけになった建物が、あの最後まで町民に呼びかけて津波の犠牲になった女性がいた防災庁舎のなごりなのです。

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下に降りてみると防災庁舎の建物跡には、たくさんの人が訪れ、語り部さんの話を聞いたり、手を合わせておられました。この建物には当時40数名の方がいて、8名は助かったものの30数名は助からなかったそうです。今、この建物を取り壊すかどうかでもめているそうですが、遺族の中でも残骸を見るにしのびないという方と後世の教訓として残すべきだと意見が分かれているそうです。
陸前高田市では一本松が残されようとしていますし、各地域でシンボル的な負の遺産は残された方がいいと思うのですが、今のところ取り壊される運命にあるようです。

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車で京都へ [旅行]

初めての第二京阪道

 京都で結婚式があった。
式が午前9時半からで私が留袖、娘が訪問着を着る予定だったので、前の日に自動車で京都に行く必要があった。
第二京阪道を使うと、松原からだと40分あまり、家からでも1時間と少しで行ける。前に琵琶湖へ行ったり、京都のお墓に行ったときに乗せてもらった経験がある。

私の車は、めったに高速道路を走らないので、ナビは積んでいない。地図の本はあるが、古くて第二京阪道は載っていない。そこでヤフーの地図を片っ端から印刷して、安心材料とした。

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高速道路は問題なく走れた。
京都に入ってからも、まあまあ分かり易かった。
ホテルに行って車を預けてから、チェックインして残りの時間を過ごすことにした。

国立博物館も今はやっていなかったので、高台寺にでも行こうと娘を誘って、バスに乗った。
祇園で降りて、八坂神社に参ってから円山公園を歩いた。
春には見事な花を咲かせる枝垂れ桜が冬には痛々しい姿をさらしていた。

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ある人は、花盛りの桜よりも花も葉もなく蕾を準備している冬の桜がいとしくて美しいと書いていたなあ。
夕焼けの中にシルエットで浮き上がった桜を見ながら、お茶を飲みに長楽館に行った。
こちらは、クリスマスの雰囲気一杯で華やかだった。
伊藤博文が訪れた時に、名前を付けたという洋館が今はレストラン&カフェになっている。

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デザートセットを頼むと、なかなか豪華だった。このあとすぐ夕食だったが、ホテルは素泊まりなので、自分たちで加減すればいい。

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そして、高台寺へ。秋の公開、ライトアップが終わっていなかったので、わりあい混んでいた。
ニュースでもやっていた龍の作り物が庭に飾ってあって、ライトアップされていた。
瓦で作られた龍が雲海に見立てた枯山水の白い砂に体をくねらせていた。

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開山堂を出たところに臥龍池がある。
その池にライトアップされたもみじが逆さに映ってなんとも見事なながめを見せていた。まるで鏡に映ったようだった。

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御霊屋、傘亭、時雨亭を観て、竹藪を降りて行った。
さあ今夜はどこで夕食をいただこうか、明日は車を運転しないといけないから、今夜飲ませてねと娘と話しながら。
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京都御所 [旅行]

 御所公開最終日

 四日の日曜日、京都御所公開の最終日だったので、観に行くことにした。
京都駅からA2番に来たバスに乗り込み、出発。
京都府立病院前で降り、梨木神社の方へ歩いた。
入り口は、西側にある宣秋門なので、とにかくえっちらおっちら歩いた。
最終日なので、大勢の人が来ていたが、並んでいる人はいなかった。
中が広いので、入り口で制限しなくてもいいのだろう。

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御車寄という昇殿を許された者が参内する時の玄関を通りこし、諸大夫の間の前に来た。中が見えるようになっていて、襖の絵が見える。桜の間、鶴の間、虎の間とだんだん身分が高くなると控える部屋も違うようになるらしい。

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新御車寄は大正天皇の即位礼に建てられたそうだ。以後、天皇皇后両陛下の玄関になっている。

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現在の京都御所は、土御門東洞院殿といわれた里内裏が発展したものらしい。1331年の光厳天皇が即位されてから、明治2年に明治天皇が東京に遷られるまで皇居とされたらしい。
御所の南に朱塗りの塀で囲まれたところに紫宸殿があり、朝廷と言われた広い庭があった。

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ミニ同窓会 [旅行]

ゴージャスな気分を

 いまとなっては、うたかたの夢のような出来事である。
先週末、高校時代のミニ同窓会の旅行に行ってきた。行き先は、エクシブ淡路島。
男性5人と女性3人。
二つ部屋をとってもらったのだが、女性は和洋室を備えた広い空間をたった3人で独占した。
エクシブ会員の同級生の特権にあやかって、ゴージャスな気分を味わえた。

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夕食は、数々の賞に輝いた黒木料理長。
淡路の特産物をうまく使っての美味しい料理だった。
それより地元のお酒が美味しくて、ついつい飲み過ごしてしまったようだ。

みんないい年になっているので、話題は孫やリタイア後の仕事の話、果ては墓の話まで及ぶ。
部屋にもどって持参のお酒を飲む。私はおちょこまで持参した。
あれれ、もうお休みになっている人もいるではないか。
これから佳境に入るというのに。

夜は11時ごろ、「お休みなさい」と言って、就寝につく。
みんな自分の体と健康をよく知っているかしこいおじさん、おばさんだ。

あくる日は、女性達は会計だけ済ませて、散歩に出る。
窓から見ると、たくさんのヨットやクルーザーが停泊していたので、その辺りまで行ってみる。
若かったときは、こういうヨットに乗って肌を焼いたものだが、そして大やけどをしたものだが。

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ホテルのロビーに帰ってみると、男性陣がバス待ちをしていた。
中には、私たちがもう帰ってしまったと思い込んで、もう発ってしまった人、ビールを二部屋分飲んで、しかも隣の人のいびきで寝られなかったため、もう一寝入りしている人がいた。

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ちょっと切ない別れ際になったが、私は多数の人といっしょに三宮廻りで帰ることにした。
この歳になると、多くを受け入れることができるので、おしなべてゆったりとしたいい旅であった。











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大垣にて [旅行]

芭蕉が愛した土地

 前の記事の続きです。
16日は、大垣のビジネスホテルに宿泊した。タクシーを呼んでもらって、駅前のコロナワールドの中にある温泉に行った。ホテルの中の風呂は狭くていやなんだ。
コロナ温泉は、広くてくつろげた。夕焼雲を見ながら、ゆっくりできた。
帰りはちょっといい夕食をいただきたかったので、タクシーでホテルの近所のお店が集まっているところまで運んでもらった。「ひょうたん」が閉まっていたので、ちょっと離れたところにある「天近」という日本料理のお店に入った。おまかせ会席が4200円だったが、個室でゆっくり食事ができた。
ポイントを使っての宿泊だったのでホテルが3100円、合わせても1万円に満たない。

あくる日、妹君は昼過ぎには大垣を発ちたいというので、観光は1箇所「大垣市奥の細道むすびの地記念館」のみに立ち寄ろうということになった。
ホテルでもらった地図をたよりに飛騨路をたどって、歩いて行った。とちゅうで、「紫野乃芽」(しののめ)という粋な喫茶店を見つけた。さっそく、おいしいコーヒーを飲んで行こうということになり、入った。
豪華なモーニングサービス(そうだった。名古屋文化圏ではモーニングサービスが豪華なのだった。)が出たのを丁重に断ったら、かき餅が代わりに出てきた。
そうこうするうちに、雨がぽつぽつ降ってきたが、出発しないわけにはいかない。

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傘とレインコートで歩いたが、ときどき激しいスコール状態になる。屋根つきの駐車場で雨宿りをさせてもらって、また歩く。途中、古びたお菓子屋さん「槌谷」さんに出くわし、ぱちり。なかなか存在感があった。

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そして、川沿いに南下すると、住吉灯台があり、芭蕉が「奥の細道」の旅を終えて桑名に発つときに乗ったであろう小舟が係留してあった。

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満願成就 谷汲山 [旅行]

三十三箇所巡り達成!

 9月の連休に思い切って、我妹君と谷汲山華厳寺に行くことにした。
予定を立ててしまえば簡単。あとは決行するのみ。
16日当日、6時半起き。コーヒーを淹れようとしたら、豆がない。
えい、出かけちゃえ、どっかでモーニングしようと、7時過ぎに家を出る。
アベノのPRONTOでパンとコーヒーをいただいて、新大阪へ。
着いたら8時半、約束の時間までにまだ1時間もある。
本屋さんで文庫本を求め、また喫茶店で時間つぶし。そこのコーヒーがまずかった。
明らかにきのうの残り物、フレッシュを入れると、濃い灰色になったし、味が悪い。
3分の2を残し、注意喚起してやった。
無事妹と会えて、新幹線に乗り込む。まず、米原に行く。米原で駅弁を買った。
私が松茸弁当、妹が近江牛のステーキ弁当。待ち時間が20分あったので、高校生よろしく早ベン。
たしか、10時半であったと思う。

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そこから在来線東海道本線で大垣へ。
大垣で大きな荷物をロッカーに預けて、私はウェストポーチと掛け軸のケース。妹はリュックに帳面をしのばせて、樽見鉄道を目指す。二両編成の可愛い電車で10駅42・3分で谷汲口に着いた。
待っていたバスに飛び乗る。100円で華厳寺まで連れて行ってくれるのは、まことにありがたい。

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10分ほどで、華厳寺山門前に到着。参道もなかなか雰囲気がある。最終地らしく、ゆったりと幅のある参道の両横には、土産物屋が立ち並んでいる。そして、最後の巡礼地らしく、表装屋が勧誘してくる。

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瀬戸内スタディーツァー (三) [旅行]

反原発の島 祝島へ

 さて、瀬戸内スタディーツァーの二日目の午後から、山口県に移動し、柳井港から高速船で祝島に行った。
この島は、29年前に上関に原発建設の計画が持ち上がったときに、ほとんどの島民が建設反対に立ち上がったことで有名である。

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人口500人ほどの祝島の雰囲気は、行きしなの乗客からも感じることができた。何人かの女性の乗客は祝島の方で柳井まで用事で行った帰りだとおっしゃていた。私たちが上関原発予定地を探していると、「あそこじゃけん。あの黄色い屋根のあるところが監視小屋だ。」と教えてくれた。きさくで、エネルギッシュな方たちで、今年は四年に一度の『神舞』(かんまい)がある年だということも教えてくれた。

港では、若い人たちが手漕ぎ船に乗って、太鼓を打ちながら何かの動作をしているのが見えた。

夕方5時頃に宿に着いた私たちは、夕飯まで港を散策しながら、6時には閉店するという『えびす屋』さんに行って買い物をする。島の中は、港町特有の狭い路地があり、沖縄で見るような石垣を積んだ塀や壁があちこちに見られた。

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今年も奈良へ [旅行]

凄かった雷の朝

 今年も、きもの好きの仲間で奈良燈花会に行ってきました。
「去年とおんなじコースでもいいよ。」
と言われていましたが、今年の一日目の昼ごはんは、依水園の中の三秀亭にしました。
お庭を観ながら、うなトロ御膳をいただきました。本当は、ゆっくりと庭や寧楽美術館を観たかったのですが、自動車を奈良県庁の駐車場に入れてしまったので、二時間以上経つとはんこをもらいに行かないといけなかったのです。こういうとき、車は困りものです。
とにかく旅館の駐車場に入れてから、ゆっくり行こうといつもの定宿、江戸三に行くことにしました。
江戸三では、車はもちろん、部屋でゆっくりしてもかまわないということだったので、荷物も置かせてもらってでかけました。

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出かけた先は、春日大社の神苑、以前は「万葉の園」と言ってたところです。
万葉集にちなんだ植物が植えられています。前は、「ぬばたま」という植物や「おもいぐさ」という植物を発見しては喜んでいたのですが。今年は、お米の種類がたくさん植えられていて、粳米と糯米のちがいを知りました。ナンバンギセルをススキの下の方を見て探したのですが、見つかりませんでした。
夜は、燈花会。雨模様だったので、近くの浮見堂だけ見ることにしました。
帰りはあんのじょう、雨がひどくなってきたので、浴衣をからげるようにして、旅館にもどってきました。

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朝がたいへん。ゴロゴロという大きな音が四時ごろからして、まるで近くの大木に落ちたかのよう。
旅館の池があふれんばかりに、水かさが増えていました。
今頃、鹿はどこにいるんだろうと思いながら、雨が止んで明けるのを待っていました。
二日目は幸い、雨も上がり、奈良町の「心樹庵」というお店を探しました。
ここは、お茶が美味しい店ですが、お昼も近づいてたので、ランチをいただくことに。
そのあと、奈良町からもちいどの商店街探検です。
珍しいお店がたくさんあり、私は変わったデザインのTシャツを。友だちは足にやさしい皮のサンダルを買ってしまいました。
さいごに「遊・中川」の座敷でお茶をいただいて、お土産を買って帰りました。
それにしても今年は、すごい雷でした。お天気だけは、どうしようもありません。
初めて参加したMさん、これに懲りずにまた付き合ってくれるかしら。
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